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アスペルガー症候群による過集中が原因で、過労で倒れる

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この記事は30代の女性に書いていただきました。

………..

私はアスペルガー症候群と診断されている主婦です。
私がアスペルガー症候群と診断された経緯や私の特性について話していきます。
診断されたのが13年前の話で、まだアスペルガーという言葉を知っている人が少ない時代です。

アスペルガー症候群と診断された経緯

小学校のころから明朗活発で、運動も勉強も出来る方でした。
クラスの中心的な存在で、「〇〇ちゃん(私)と話をすると明るく楽しくなる」とよく言われていました。
学生時代は発達障害による影響を意識したことがなく、高校生まではこのような調子で過ごすことが出来ていました。
そんな私が、ある出来事がきっかけで心の棒がポキッと折れてしまいました。
ある出来事とは、主人の浮気です。
子育てには参加せず仕事ばかりの人でしたから、家族のためだけに働いてくれていると思っていたため、大変なショックを受けました。
転勤族でもあったので、よりどころが主人だけでしたから、とても裏切られた気持ちがして心が折れてしまいました。
何も考えられなくなり、ただ立ちすくんで涙を流していました。
その時、心療内科を受診し、
先生は私をうつ病と診断しました。
2~3分の診察で「こんな状態は結構誰でもあるので、薬を処方します」という先生の言葉や態度に納得もいかず、先生を変えてもらうように言ったところ、他の先生が担当になりました。
新しく担当になった先生は、1回の診察に1時間から1時間30分くらい、長い時は2時間もかけてくれる先生でした。
実はこの先生はある地域で有名なADHDやアスペルガー症候群を研究、診察している先生でした。
薬物治療をしながら、カウンセリングを重点的にしながらの治療が始まりました。
先生のカウンセリングを受け始めて3カ月くらいになっても薬の効果がなく、酷いうつ状態は続きました。
それでも先生との信頼関係が出来ていたので、家庭の中で自分に起きた出来事などを話すことが多くなりました。
主人との関係、まわりの人との関わり方、小さい頃からの自分の性格など色々なことを先生と見つめなおすことが始まりました。
そんな中で、先生はアスペルガー症候群のことについて話すことが多くなっていきました。
先生はわりと早い段階で私がアスペルガー症候群ではないかと感じていたのだと思います。
でも、実際にアスペルガー症候群と私に言ったのは、半年以上経ってからでした。
今ではADHDやアスペルガー症候群は結構知られており、芸能人や歴史上の人物がこの発達障害であると言われるようになりましたが、この時(13年前)にはあまり知られていませんでした。
先生に、あなたはアスペルガーですねと言われたときは首をかしげたくらいです。
発達障害と言われても「私はいい大人なのに未発達なのか?」というイメージで捉えました。
障害と名がつくことにも違和感を感じていました。

私がアスペルガーと言われた理由

私が、アスペルガー症候群の診断を受けたのは「極端に偏った考え方をすること」が1つの理由です
例えば自分が責任のある仕事を任された場合、寝る間も惜しんでそのことを考え、上手く行かせるためにはどうしたらよいかと案を練りまくります。
自分に失敗はありえないのです。
もちろん全精神、全努力、全体力を使ってそのことに取り組みます。
何事も、100か0かの選択になるのです。
私には白か黒かしかありません。
グレーがないのがアスペルガー症候群の特徴でもあるような気がします。
自分の中ではアクセル全開なのですが、周りから見ると意外とスマートに物事をこなしているように見えるようです。
そのギャップに苦しむこともあります。
ですが、基本的に成功させる、自分の責任で物事をやり遂げるという責任感から、そのことに打ち込んでいたとしてもあまり苦にならず、気づかないのです。
いわゆる過集中です。
その責任感は人に対するものというよりは「自分を納得させるためのもの」であることも、人とは少し違っているのかもしれません。
アスペルガー症候群の特性として「興味があるものへの異常な集中」が挙げられますが、私の場合にはそれが仕事でした。
また、アスペルガー症候群のもう一つの特性として「ルールをかたくなに守る」というのがありますが、仕事上の締め切りがあれば寝ないでもやってしまうことも多々ありました。
朝から夜まで、寝る時間も2時間くらいで資料を作り続けても疲れないのです。
もちろん、それで自分への評価が上がることは嬉しいことですが、そんな生活を続けていたらどこからか歪が生じるのが人です。
現に仕事をし過ぎて体を壊したこともあります。
過労で倒れてしまい、気づいたら病院にいたことは生涯で3回ありました。
ですので、発達障害の場合には集中力が高いからといって、喜んでばかりいられません。
誰かブレーキをかけてくれる人が必要かと思います。

[参考記事]
「自閉症スペクトラムの特徴とは」

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