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母と子供が同時にアスペルガー症候群、ADHDと診断される

 

 30代の主婦の方に自身と小学生の息子さんの発達障害について書いていただきました。

……………………….

 私と小学生の息子がアスペルガー症候群(私)、ADHD(子供)と診断されるまでの経緯を書いてみようと思います。病院に行くきっかけは、子供が最近学校で注意受けることが多かったからです。例えば授業中立ち歩いたり、先生のお話を聞かなかったりする事です。でも、「男の子にありがちなことかな」とか、「いずれ成長とともに良くなるかな」と思ってました。この思いは恐らく「私の子は障害を持っていない」と思い込みたかったからでしょう。

 ある日、PTAの時にいつも立ち歩いてて先生に怒られている子供のお母さんに話しかけられました。その子とうちの子は一緒に授業中に出歩き怒られていますので、私も良く知っている子です。その子のお母さんが「うちの子を見て」と言うので、見てみるとなんと静かに座っているのです。授業真面目に受けているのです。鉛筆も持っているのです。とにかく真面目になっていました。正直、「いつも歩き回っていたあの子なのにどうしたの。なんでなんで」って驚いたくらいです。

 その子のお母さんが、「うちの子ADHDなんだよ。病院通ってるんだ」と教えてくれました。そして「〇〇君(うちの子)も行ってみない?」と言われました。ここは「私の子供はADHDではない」と怒ったりするところだと思うけど、私はすんなり受け入れました。だって、あの子があんなに真面目になってるんだから。どこの病院に行けばいいのか。予約はどうすればいいのか。費用はどのくらいかかるのか詳しいことを聞きました。

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診察に行った結果..

 その情報を早速私の祖母に話しました。祖母は、「行くだけ行ってみればいい」と言ってくれたので早速予約を取りました。予約は取れたけど、3週間後。この3週間は色々考えました。もし、結果が悪かったらどうしよう。どこも悪くないと言われたら一体何がいけないんだろう。本当にこの3週間は長かったです。

 ついに、その日がやってきました。子供を連れて病院に行きました。まず、先生のお部屋に呼ばれて私と子供の3人でお話をしました。子供は、すぐに待合室に行くように言われました。残された私は、子供の小さい時から今現在までのお話をしました。そして先生から「アスペルガーは遺伝も考えられるのでお母様の幼少期から今現在のお話をお願いします」と言われ、私の過去も話しました。

 その結果、「子供は、アスペルガー症候群かもしれないですね。まだハッキリしたテストをしてみないと分かりませんが」との事。その時に、「あなたのお子さんはADHDもあるかもしれない」と言うことでお薬を頂くことになりました。アスペルガー症候群かもしれないと言っておいて、ADHDもあるかもしれないと薬を出すのはどうなんだろうかと疑問を持ちました。両方の性質を持つ人もいるので、何とも言えませんが..。

 そのお薬の名前は、ステラトラです。1ヶ月分お薬を頂きまして料金が8000円くらいかかりました。以前、費用のことは紹介してくれたお母さんに聞いてたの覚悟はしてましたがやっぱり高いです。お薬を飲んで大体1ヶ月後くらいに改善が見られるかもしれませんと言われました。結果は1ヶ月経ってもあまり変化は見られませんでした。飲み始めて2日くらいは「頭痛い」と言ってましたが、その後毎日自ら飲んでます。抵抗はありましたが、止めやすい薬と聞いて調べて、当初は安心して飲ませました(今はよくよく調べると副作用が強いと分かり、薬は止めています)。

2回目の診察

 今回は子供と私の二人の診察になりました。ここでは私の過去のお話を1回目より具体的にさせていただきましたら、先生は「アスペルガー症候群にピッタシです。典型的なアスペルガー症候群」と言われました。この時、私がアスペルガー症候群と診断されました。正直自分でも私は障害あるんじゃないかなとは薄々感じていたので「やっぱり」と言う気持ちでした。

 子供は1回目のカウンセリングではアスペルガー症候群とADHDの合併と診断されましたが、2回目では「お子さんは遺伝でアスペルガー症候群になったのかもしれません。この後にテストをしますが、それで最終的に分かります」と言われました。しかし、テストの結果、ADHDと診断されました。結構、発達障害の判断って適当なんだなと思いました。発達障害の診断ではCTとかで脳の画像を見るわけではないので、結構医者の判断に左右されます。

 今はこの診断が信じられず、ADHDの薬を飲ませることは控えています。

[参考記事]
「ADHDの殻を被ったアスペルガーの娘について」

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