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家族3人が発達障害。原因は遺伝なのか

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この記事は30代の女性に書いていただきました。家族3人が発達障害という珍しい事例です。

……..

●生きづらさから心療内科を受診

 ネットの普及により、自分の悩みを入力するだけでずらりと件数が出てきます。その中で引っかかるものがありました。

 それは「発達障害」という言葉。

 当時クラスに1人は落ち着きがない子がいた記憶がありますが、特に気にも留めていませんでしたし、それが普通だと思っていました。今だからこそ分かりますが、その子は発達障害だったのではないかと思います。私は走り回って授業を受けなかったり、人の話を聞けない訳ではないから大丈夫だろうと思っていましたが、読んでいくうちに私にも当てはまる項目があったのです。

 私は人とコミュニケーションが上手く取れず、学校や職場にも上手く溶け込めないこともよくありました。なぜ、私はあの子のように話せないのか?なぜ、私はあの人のように気を使うのが下手なのか。自問自答を繰り返し、落ち込む事が多くなりました。

 そんなある時、近隣で発達障害の検査ができる病院をインターネットで見つけ予約しました。問診はチェックシートに丸をつけるだけ。重要なのは当てはまる項目が子供の頃からあったものなのか?という事です。

 一般的に発達障害は大人になってから発症するものではありません(一部、遅発型の発達障害もありますが、原因は精神疾患があることや、薬物などの特殊な要因です)。だからこそ、子供の頃からその行動があったのかが重要でした。もう何年も前に検査した事なので、どんな検査内容だったかは覚えていませんが、診断結果は「軽度のADHDとアスペルガー症候群」でした。つまり、ADHDとアスペルガー症候群の2つの性質を両方持ち合わせている発達障害です。

 ショックでしたが、それと同時に少し安心したのを覚えています。自分が人と違う、辛いと感じていた事は発達障害が原因だったからだと思えるようになったからです。薬を飲んだわけではなく、知って終わっただけですが、まず自分を知る第一歩だったと私は思います。

●発達障害は遺伝する

 そんな私も結婚し、子供を2人も授かることが出来ました。長男は大人しく、ミルクを飲めばずっと寝ているような子で、夜泣きもそんなにありませんでした。他の赤ちゃんに比べたら手がかからないので育てる親としては楽でした。

 しかし、3歳になり、近くの保健センターで3歳児検診を受け、発達障害の疑いがあると言われました。確かに3歳になってもブーブー、ワンワンという単語しか話せなく、あまり感情表現の多い子ではありませんでしたが、まさか発達障害があるなんて信じられませんでした。後日専門機関を受診したところ「自閉症スペクトラム障害」と診断が出ました。療育手帳も発行されましたが、程度は中度。この先大丈夫なのか、不安しか当時はありませんでした。

 また次男も3歳児検診で、発達の遅れがあるため、検査を受けてくださいと言われ、専門機関で検査を受けたら、長男と同じ「自閉症スペクトラム障害」と診断されましたまさか息子が2人とも発達障害を持ってしまうなんてと、私は自分を恨みました。

 家族3人が発達障害ですので遺伝の可能性もあるのではないかと調べましたが、やはり発達障害は遺伝するようです。また、アメリカのトランプ大統領が自閉症はワクチンが原因と言っていますので、ワクチンの可能性もないとも言えません。どちらにせよ、ワクチンで子供2人が発達障害になったとしても親である私の責任であることには変わりありません。

 原因は分かりませんが、この先辛い思いを人より沢山経験させてしまうかと思うと辛かったです。家族3人が発達障害と言う現実に押しつぶされそうになりましたが、現実は現実です。

●長男と次男のその後

 幸い次男は軽度だったようで、6歳になった今は健常と障害のボーダーラインのところまで来ています。落ち着きがなかったり、人の話を聞いていないこともありますが、コミュニケーションを取るのが上手な子なので通常級に今年新一年生として入学します。

 中度の診断を受けた長男も特別支援学級に通いながら、程度も軽度に近いところまで来ています。まだ言葉の意味が理解できない事が多く、国語の文章題は苦手なようですが、算数(計算)には強く、通常級と一緒に授業を受けています。発表会等も通常級の子達と一緒に参加し、日々成長しています。検査も良好で、もしかしたら療育手帳が外れるかもしれないと先生も仰っていました。

●最後に

 残念ながら発達障害と診断を受けてしまった以上、私たち家族3人の障害は一生治る事はありません。ですが息子たちは3才からきちんと療育を受けさせていたお蔭で早い段階でいい方向に修正できました。

 障害はその子の個性。何も悲観的になる事はないんだと、息子を通じて私も学びました。きっと意味があるからハンデを背負って産まれてきてくれたのかもしれません。辛い事は沢山ありますが、私も息子達も、この「個性」と向き合っていこうと思います。

[参考記事]
「発達障害は遺伝性の病気なの?」

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