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発達障害による感覚過敏。花火の音を聞くと命の危険を感じる

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この記事は大学生の女性に書いていただきました。

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 私は現在、大学生です。昨年、自閉スペクトラム症と診断され、聴覚過敏・視覚過敏(感覚過敏)を持ちながら学生生活を送っています。ここでは、感覚過敏がどのように日常生活に影響を与えるのか、また現在どのように感覚過敏に付き合ってくのかをまとめたいと思います。

色々な音が苦手(聴覚過敏)

 幼少の頃から私は、色々な音に対してはとても過敏でした。特に花火やピストル音、人の怒鳴り声は強い恐怖や不安に結びつく対象でした。家族で花火大会へ行った時には私だけ車内に残って窓越しから花火を見ていました。実際、大きい音を聞くと私は、お腹が張り裂けるような感覚になり、命の危険を感じパニックを起こしていました。また、普通の音楽にも気持ち悪く感じてしまうこともあり、聞いてしまうと頭の中で情報がぐちゃぐちゃになってしまいパニックになったり、集中できなくなってしまいます。

 私にとって辛い点はどうしてその音が苦痛なのかを周囲に理解されにくいことです。なので、他の部屋に移ったり、好きな音楽を聴きながらやり過ごしたりしています。

勉強や授業がしんどい(視覚過敏)

 小学校では、授業や勉強をこなすことは出来ていました。しかし、中学3年の高校入試対策の時から躓き始めました。特に足を引っ張っていたのは英語です。似た単語を見分けるのが苦手なため、文章の読解問題が難関でした。どうしても、単語が多く並べられた文章はあちらこちらから、視覚の情報が入ってしまい重要な部分を読み飛ばしてしまうことが多くなります(その部分だけの情報だけではなく、周りの情報も一気に入ってきて混乱してしまうイメージです)。現在では、文章を読むときに読みたい文以外は下敷きで遮ったりして、目に入る情報を少なくしたり、休み休みしながら授業を受けたり勉強しています。

 勉強は1度の多くの情報を処理するため長時間の学習が難しいです。調子の悪い時には、頭痛や急激な眠気に襲われてしまい授業時間が終わるまでに集中が切れてしまうことがほとんどです。当時の自分は、自分の努力不足のせいだと自分を責めていましたが、今は障害のせいだと分かって少しほっとしています。

買い物が辛い(視覚過敏と聴覚過敏)

 高校の時に家族や友人とお店に行った時には必ずと言っていいほど体調を崩してしまいます。特に服や本屋は、たくさんの色やデザインなどたくさんの情報の中から欲しいものを選ばなければなりません。その上、店内ではBGMを流れ、買い物客の話声などの音の情報も上乗せされ、よりたくさんの情報を処理しないといけません。なので、一つのお店にいるのも30分いるのがやっとであり、すぐに頭痛やひどい時には吐き気が起きたりします。

 また、買い物から帰ると疲れが一気に来てしまい、必ず1時間寝ないとその後の行動に影響が出てしまいます。一人での買い物であれば、自分のペースで休んだりできますが、家族や友人との買い物では、相手のペースも考えなければいけないのでより苦痛に感じてしまいます。今では、買い物に行くときは何分以内に終わらせるのかを決めたり、買い物を終わった後や途中に休憩を入れたりしています。

なかなか周囲に理解されづらい辛さ

 このような日常生活において感覚過敏に伴う苦痛は色んな場面に存在します。しかしこういったことは中々周囲の人には理解されづらいのが現状だと思います。実際、家族や友人からは、自分勝手、わがままだと言われたりしました。また、私自身もどうしてこれ位のことを我慢できないのかと責めてしまったこともありました。自分とは違った感覚の感じ方を想像することが難しいのも(経験しないと分からない)、理解されにくい理由の一つであるのかと思います。ですが、こういった人が世の中にはいると頭の中にとどめて欲しいなと今も切に願っています。

[参考記事]
「発達障害の子供に多い感覚過敏とは」

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