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発達障害による問題行動を防ぐのためのリスク回避法

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この記事は30代の女性に書いていただきました。

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 発達障害の子供にありがちな問題行動とはどのようなものがあるか、少し代表的なものをあげてみながら、リスクを少しでも少なく、回避させることを考えていきます。

【落ち着きがない】

 とてもいろいろなことに興味があり、気持ちが散漫になりやすく、そわそわと落ち着きがなくなる場合と、初めての場所で緊張をして、現状を把握しようと確認をしている姿が落ち着きがないと思われる行動に出ている場合があります。

 例えば、授業中に落ち着きがなく席を立ったり大声を出したりするのは、授業とは別の他のことに興味が出たり、気持ちが散漫になっていることが多く、教育者が興味を持たせる授業を研究し実践している学校では、授業に集中し席を立つ子が少なくなった事例などもあります。

 遠足や校外学習の時間に、集団行動での経路で一人列を離れて別のことをしてみたり、途中ではぐれて居なくなったりといった場合も見受けられます。初めての場所で、目に映るもの、聞こえてくるもの、全てが新鮮で、いろんなものを吸収しようとする表れでもあるのです。

 初めての場所で不安になる子も同様、事前に、(出来れば集団行動と同じ時間帯、往復路で)リハーサルをすることで、落ち着いて行動することができます。

【ものを無くす、忘れ物が多い】

 ものを無くす、忘れ物が多いは一言で言えば不注意性です。発達障害の中でもADHDの子に多いです。

 家庭で出来ることのひとつとして、持ち物リストを図案化すること。低学年のうちは、玄関先で確認できる持っていくものをイラストにしたもので十分でしょうし、高学年、中学・高校・社会人になれば、持っていくもの・期日などを、メモにしてスマホのアラート機能で知らせてもらうのも有効だと思います。興味(意識)の再確認作業で回避できます。

【トラウマに陥りやすい】

 本人自身の問題行動ではないですが、PTSDやトラウマになりやすかったりするのも特徴のひとつです。特に人間関係のトラウマは、のちのコミュニケーションに大きく影響してきます。学校の先生に大きな声で叱られた記憶が、自分が叱られる対象ではなくお友達が叱られていたとしても、まるで自分が叱られているという錯覚を起こし、学校を拒否することもあります。実際に我が子もそうでした。

 「まるで自分が」というのは、ほかの場面でも考えられます。事故や災害の場面をニュースで見聞きしただけで自分のことのように感情が動くことがあります。同じような情報を取り入れることで疑似体験をしているのです。疑似体験は、自信を持たせるために慣れていないことを何度も繰り返すことを目的として意図的にすることがありますが、悪い作用の疑似体験をしてしまう可能性もあることも周知しておくことが大切です。こういった場合は、次回からできるかぎり、トラウマを起こしかねない環境から遠ざけることも大切なリスク回避です。

【どのようなリスク回避においても大切なこと】

 問題行動は発達障害の特性の出方がそれぞれ違うように、一通りではありません。私の二人の息子それぞれ、起こりうる問題は違っています。なので、リスクを回避するためにも、発達障害を原因とする「こだわり」や特性を把握し、どうしてこうなったか、どうしたら嫌な気持ちにならずに次に取り組めるかを、一緒に見つけ出すことが一番のリスク回避につながります。

 そのためには、まずは、観察することも大切ですが、本人の考えや思いを聞きだすことが大切になってきます。その方法として、スケール化すること、絵カードでの表現などを用いて、どれくらい嫌だったのか、その時どんな気持ちだったのかを把握することも大切です。そして、聞き出せたことを一緒に整理して、次はこうしようと目標を立てていくことが問題回避につながります。

[参考記事]
「発達障害の息子はイモ虫をハサミで切り刻むなどの問題行動が多発」

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