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発達障害のこだわりの強さに対するスクールカウンセラーの助言

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 この記事は発達障害(高機能自閉症)のお子さんを育てている女性に書いていただきました。

…….

 娘は小学2年生の頃からスクールカウンセラーの先生に面談していただくようになりました。この先生は娘が4年生の時までいてくださり、色々な助言をしていただきました。こだわりが強くて物が捨てられない事や、私から離れられない事など、何故そのようになるのかを先生が教えてくださいました。

こだわりが強く、物が捨てられない。

 娘は小さい頃から物を捨てるのを極端に嫌がる子でした。好きなキャラクター(アイカツやアナ雪)が描いてあるものだと、ふりかけの小袋やスナック菓子の袋、カードが入っていた袋、シールをはがした後の台紙、タオルに付いていたタグなど、絶対に捨てられませんでした。なので、スクラップファイルに貼ってとっておくようにしました。ふりかけやお菓子の袋はちゃんと洗って干して…大変です。私たちが見たら、どう考えてもゴミだと思えるようなものも捨てられません。他にも、教科書やノート類、学校でやったプリント、テスト、お習字で使った半紙、雑誌(JAの『ちゃぐりん』は、もう5年分も捨てられずに置いてあります)、ハートやリボンなど。自分が好きな絵が描いてあると、靴下のタグや何かのラベル、テープ等でも捨てられません。

 絆創膏は可愛い物は使いたがらず、「使わないでとっておく」と言いました。学校や家で自分が作ったり描いたりした作品はもちろん捨てられませんが、作品を作るために使った余った材料(牛乳パックや食品トレー、プリンカップ、トイレットペーパーの芯など)も捨てられません。自分が着ていてサイズアウトした服や穴が開いた靴下等も、捨てようとすると「いやっ!捨てないで!気に入ってるから捨てないで!」と言い、捨てることも古着屋さんへ持っていくこともできません。

 しかし、いくら何でも娘が捨てたがらない全ての物をとっておことはできないので、着られなくなった服や穴が開いた靴下等は、娘が忘れた頃、娘が学校へ行っている間に少しずつ捨てたり、古着屋さんへ持っていったりしています。そんな感じなので、夏休みなどの長期休暇中は片付けができなくて大変です。

ママが一人ででかけようとするとパニックに

 娘が大きくなるにつれ、逆に私を追うようになりました。私が出掛けようとすると「ママ~ッ!行かないで~っ!〇〇も行く~っ!」と叫んで私を追ってきます。娘がそうなることが分っているので、いつも、どこへ行く時でも、可能な限り連れて行くようにしています。しかし、例えば娘がテレビを見ている時など「今なら大丈夫かな?」と思って出掛けようとすると、車の鍵を持った音などで気付き、叫びながら玄関へ来ます。家にお姉ちゃんやじーじ・ばーばがいるのに、ダメです。

 病院の検査で4時間以上かかる時や学校の二者面談など、娘を連れて行けない場合でも「〇〇も行く!」と言って聞きません。また、暗くなったため犬のお散歩を一人で行こうとしても、やはり同じように「行かないで~っ!〇〇も行く~っ!」と泣き叫んで外へ出てきます。田舎でイノシシも出るので、それを説明して「イノシシが出たら怖いから、今日はママ一人で行ってくるね」と言っても納得しません。なので結局犬の散歩をやめたこともあります。

物や私へのこだわりの原因

 このように、娘は物を捨てることやママが自分から離れて出掛けることをとても嫌がります。その事について、スクールカウンセラーの先生はこんなお話をしてくださいました。

「〇〇ちゃんは、分からない事が多くて不安がいっぱいです。真っ暗闇の中で生きているような状態です。その真っ暗闇の中、所々に明かりがあって、その明かりを頼って、すがって、暮らしているんです。その明かりというのは、お母さんであったり、自分が頑張ったノートや教科書やお習字であったり、自分が大好きなアイカツやアナ雪であったりします。だから離れられないし捨てられないんです。例えば、自分が頑張って勉強したノートや教科書を捨てられてしまうと、自分が頑張ったことそのものが消えてしまうような感じになってしまう。暗闇の中の明かりが一つ消えてしまうんです。だから、これからは、〇〇ちゃんの心の中に明かりが増えていくようにしてあげるといいです。例えば宿題をやるのが難しくても、量を減らすなどの工夫をしながらできる限り頑張る。1問でも2問でも、書き取り半分でも、頑張ってやり遂げたことは〇〇ちゃんの自信、『明かり』になります。明かりが増えていけば、〇〇ちゃんが生きている世界は真っ暗闇ではなくなります。」

 私は、とてつもなく納得しました。その頃通っていたメンタルクリニックでは、「学校は嫌だったら行かなくていいよ。宿題もやらなくていいよ。」と言われていました。確かに本当に辛い時は無理に学校へ行かなくてもいいと思います。パニックを起こしている状態で宿題をやるのもとても困難な事です。しかし、簡単に「行かなくていいよ、やらなくていいよ」と言われることに違和感を感じていました。しかし、スクールカウンセラーの先生の助言を聞いて、「こだわりと闇と明かりの関係」を知り、「明かり」を増やしてあげたい、と心から思いました。そのためには、私が支えながら、「ママは味方だよ」と伝えながら、娘自身が「できた!」と思える事を積み重ねて行くことが大事です。娘と一緒に『無理しすぎない程度に』頑張ろう!と、改めて思いました。

[参考記事]
「高機能自閉症の娘は学年が上がるにつれ、漢字や計算が困難に」

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