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発達障害児の宿題に効果を発揮するタイムスケジュール

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 この記事は発達障害(高機能自閉症)のお子さんを育てている女性に書いていただきました。

…….

 スクールカウンセラーの先生からアドバイスしていただいた「タイムスケジュール」、そして「アスペ・エルデの会のお母さんの集い」で、娘も私も大変さが軽減しました。

大変だった宿題がタイムスケジュールで変わった!

 娘は、小学生になってから本当に宿題に苦しんでいました。「高機能自閉症の娘は学年が上がるにつれ、漢字や計算が困難に」に書かせていただいた通りです。

 2年生や3年生の頃はスクールカウンセラーの先生に『シール制』を勧められていました。宿題を頑張ったらシールを貼る。シールが5枚集まったら豪華なシールをプレゼントというような感じです。しかしこれはなかなか上手くいきませんでした。頑張ればシールを貰える、と分かっているのにできない。椅子の上で横になってしまったり、パニックになって巨大台風のように暴れたりしました。

 そんなことを先生に相談すると「〇〇ちゃんは、耳で聞いただけの事を理解するのが苦手かもしれません。目で確認できるように、タイムスケジュールを書いてみたらどうでしょう?」とアドバイスしてくださいました。先生からタイムスケジュールの書き方を教えていただき、それを私なりにやってみました。

 まず私は、タイムスケジュールを毎日書きました。毎日、帰宅時間や宿題内容が同じな訳ではありませんので、帰って来た時の様子を見て、良いタイミングで『タイムスケジュール書くね。』と声をかけて、娘と一緒にタイムスケジュール帳に書くようにました。
〇時〇〇分~〇時〇〇分 本読み
〇時〇〇分~〇時〇〇分 書き取り
〇時〇〇分~〇時〇〇分 計算プリント
〇時〇〇分~〇時〇〇分 したく
〇時〇〇分~〇時〇〇分 おさいほう
〇時〇〇分~〇時〇〇分 夕食
〇時〇〇分~〇時〇〇分 お風呂
〇時〇〇分~〇時〇〇分 お絵かき
〇時〇〇分~〇時〇〇分 読書

 お風呂が嫌いなので、お風呂もちゃんとスケジュールに入れます。そうしないとお風呂に入るのを本気で拒否するのです。また、大好きなおさいほうやお絵かき、塗り絵、マンガなどもスケジュールにちゃんと入れることで、楽しみな気持ちで頑張れるようにしました。それぞれの時間は多めに取るようにしています。そうしないと、時間内に終わることができなくてパニックになってしまうからです。例えば本読みは15分くらいで終わりそうだと思っても、タイムスケジュールでは30分間とります。そして、本読みが終わった時に終わった時間を予定の横にピンクのペンで書き、花丸を添えます。本読みが20分で終わったら、「おっ!20分で終わった!すごい!お楽しみの時間が長くなったね~!」と褒めます。娘は、褒められたことと、『予定より時間を短縮できればその分お楽しみの時間が増える』ということで張り切ります。

 このような感じで毎日学校から帰ってからの時間の使い方を目で確認しながら過ごせるようにしました。タイムスケジュールを書いたからと言って毎日スムーズにできるわけではありませんが、口で言うだけだった頃と比べたら、かなり落ち着いてできるようになりました。改めて、目で見て確認できるようにすることが大事なんだと気付きました。

タイムスケジュール+シール制で、より楽しく。

 タイムスケジュールにはシール制も導入しました。その日、スケジュール帳を見ながら頑張れたらその日のタイムスケジュールのページにシールを1枚貼ってあげます。そして、そのシールを集めてプレゼントをゲットする、というものです。プレゼントも、1000円前後のお裁縫道具だったり、200円くらいのガチャガチャや塗り絵だったり、娘が欲しがるものが色々だったので、『シール5枚で200円くらいのプレゼント』と決めました。つまり、1000円くらいの刺繍枠が目標の時はシールを25枚集めなければいけません。娘にとって、25枚のシールを集める事はとても大変なことなので、シールを5枚ゲットしたらボーナスシールを1枚あげるようにしました。ボーナスシールは金色のゴージャスなシールで、他のシールとは違うようにしました。

 毎回のシールはタイムスケジュール帳に貼りましたが、もう一つ工夫した点があります。A4の紙の上の方に欲しいプレゼントの写真を貼り、そこへ向かっていく「道」をマジックで描いて、その道に必要シール枚数の数だけのマスを描きました。そして一番下に『スタート!』と書いて、そこからシールを貼ってくようにしました。そうすると、どんどん目標に近づいていくのが目で見て分かります。この紙はいつでも見られるようにリビングのドアに貼っておき、目標を達成したらタイムスケジュール帳に貼るようにしています。娘がタイムスケジュール帳を開けば、今まで自分が頑張った事と、貰ったプレゼントを見ることができる。ここでもまた『自分の目で見て確認』ができるのです。

 この、タイムスケジュール+シール制は、宿題をやるのが大変なお子様に是非試していただきたいと心から思います。

アスペ・エルデの会の「お母さんの集い」

 スクールカウンセラーの先生には、私自身の事も相談させていただきました。娘の事で悩んだり不安になったりする毎日ですが、発達障害を知らなかった頃も今も、『どうしたらいいんだろう』『何でこうなんだろう』『どうしたら気持ちが伝わるんだろう』『この子にとってどうすることが一番いいんだろう』…本当に色々、色々、毎日考えます。

 しかし、ママ友達に言っても「みんな似たもんだよ~」とか「〇〇ちゃんは、そんなふうに見えないよ」とか「自分の親と同居だから色々相談に乗ってもらえるでしょ」と言われて、あまり分かってもらえません。私は自分の両親と確かに同居していますが、団塊世代で厳しく育てられた両親です。冷静な時は私の話を理解してくれますが、どうしても心では娘の事を分かってあげられないらしく、娘が色々できなかったりパニックになったり偉そうな発言をしたり…という時に許せなくなってしまうようです。娘の事を怒鳴りつけて怒ります。私が止めても止まらなくなってしまいます。私は、外でも気を遣い、家庭でも気を遣い、娘にも気を遣い、とても孤独を感じてしまいました。

 同じような経験をされて同じような思いのお母さんとお話してみたい。そう思ってスクールカウンセラーの先生に相談したところ、アスペ・エルデの会の『お母さんの集い』を紹介して下さいました。その集いには、小さなお子さんから成人されたお子さんまで、色んな年代の発達障害のお子さんを持つお母さんが参加されていました。私はまだ1回しか参加していませんが、本当にお互いの気持ちが分かる人同士の語り合いは、とてもホッとできたひと時でした。一年に2回くらい開かれるそうで、講師の先生もいらっしゃるので、是非次も参加させていただきたいと思います。

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