Read Article

広告

自分の子供に発達障害の疑いを持った7つの理由

広告

 

この記事は40代の女性に書いていただいています。

………………….

 息子は現在、小学4年生ですが、2年生の時に自閉症スペクトラム障害と注意欠陥多動性障害(ADHD)の両方の性質を持っていると診断されています。本来はもっと小さい頃に発達障害だと気づいていれば良かったのですが、当時は知識もなく、障害を負っているとは思ってもみませんでした。

小さい頃の息子の様子1

 息子が小さい頃には少し他の子とは違う性質があるなとは思っていました。それは1歳の頃です。よく行く近所の文化センターの遊び場には息子のお気に入りの玩具があり(この玩具1つだけ)、その玩具がキッカケで息子はよくトラブルを起こしていました。同い年くらいの子が先にその玩具で遊んでいると、息子はいつも無理に奪い取りました。そして、また他の子に取り返されると怒ってその子を叩き、大暴れして泣き続けることがありました。

 息子を見る周りの視線は冷ややかで、その時、私はなぜ息子は周りの子ども達のように、遊びたい玩具を諦め、スムーズに他の玩具で遊ぶことが出来ないのか、なぜ同じものにこだわりを持つのかと、当時はとても悩みました。今では人のおもちゃを取ってしまう「衝動性」はADHD、1つの玩具に固執する「こだわり」は自閉症スペクトラムの特徴として理解しています。

小さい頃の息子の様子2

 息子は保育園に通っていたのですが、進級してお部屋が変わる時には毎朝家を出るときにはぐずり、新しい環境に慣れるまでの間は一日中先生に抱っこしてもらったり、泣いて過ごす時間が多かったりと、明らかに他の子よりも手が掛かっていました。それでも息子の保育園では個性を大事にするという方針があったので、どんなにトラブルがあっても先生から相談を受けることはなかったのですが、悩みは尽きませんでした。

 この頃から私の息子は何か障害があるのではないと疑い始めましたが、そのきっかけを与えてくれたのは息子と同じクラスの男の子でした。その男の子は少し息子と気性が似ているのですが、皆と同じ行動が取れないことや他の子に無暗に手を出してしまうことろは共通しています。

 その子には特別にヘルパーさんが付いて面倒を見る程に手がかかるため、その男の子は先生から発達障害を疑われていました。恥ずかしながら、この時初めて「発達障害」という言葉を知りました。ずっと息子に悩みを抱えていた私は、息子にもその疑いを向け、インターネットや本で発達障害のことを調べるようになりました。そのなかで自閉症の症状と息子が起こす行動がよく似ていると感じるようになり、益々発達障害を疑うようになりました。

小さい頃の息子の様子3

 息子は非言語コミュニケーションがとても不得意です。例えば息子が友達とドッジボールをしたとき、友達は息子の失敗を励ますつもりで「ドンマイ」と声をかけたのですが、文句を言われたと思い込み友達に怒り、睨みつけていました。普通の子であれば励ますつもりで「ドンマイ」と言われた時に、相手の顔を見たり、言葉の抑揚でバカにされているのか、本心で言ってくれているのか分かります。

 このような言葉以外から何かを読み取る能力(非言語コミュニケーション)が凄く苦手です。今であれば「自閉症スペクトラムの子は非言語コミュニケーションが苦手であること」は理解しています。

小さい頃の息子の様子4

 息子は予定が見えない行動が苦手で、息子が2歳頃から家族で度々ディズニーランドに行っているのですが、場内に入って自分がどこで何をするのか聞いてもイメージが湧かなかったり、途中で予定が変わるとすぐに怒ったり泣いたりして地面に座り込んで動けなくなっていました。先の見通しが立たない不安からパニックを起こしていたのだと思います。

 小学生3年生になってディズニーランドで過ごすイメージがようやく出来たようで、やっとパニックを起こさずに過ごせるようになりました。先を見通すのが苦手だったり、要求が通らないと泣いてぐずるのは自閉症スペクトラムの特徴です。

小さい頃の息子の様子5

 ケアレスミスや忘れ物もよく見られました。学校のテストでは名前の書き忘れや裏表があるテストで裏面をやり忘れたり、うっかり問題を飛ばしてよく注意されています。

 学校の持ち物はよく忘れて私が届けることもありました。また、家に筆記用具を忘れて友達に借りた時があったのですが、その借りたものを返し忘れてお友達に迷惑をかけたこともありました。これはADHDの特徴である不注意性です。この不注意性があると忘れ物が多くなったり、大人の場合、仕事でのケアレスミスが多くなります。

小さい頃の息子の様子6

 整理整頓が苦手で、学校でも家庭でも大体息子の身の回りは散らかっています。学校の机上や引き出しの中は雪崩が起きているような状態で、教科書が散乱しているようです。片づけをお願いするのですが、片づけているそばで別のことに興味が移ると片づけるのを忘れてしまうようで、片づけにとても時間もかかってしまいます。これはADHDの特徴である不注意性です。

小さい頃の息子の様子7

 興味があることにはすごい集中力を発揮していました。2歳の時にはたまたま見せた漢字にとても興味を持ち、あっという間に難しい漢字を覚えては勝手に書いていました。小学生の今では読書が好きになり、図書館で本を読み始めると、1日ずっと本を読んでいても飽きず、たくさんの本を集中して読破出来ます。

 また、細かい迷路を描くことが好きで、何時間も書いていられるし、好きなものはあっという間に細かいことまで記憶してしまいますが、逆に興味がないものは一切目もくれません。興味があることにはよく集中して取り組むのですが、集中しすぎて周りの声に気づけないことがありました。

 これは自閉症スペクトラムの特徴である「過集中」や「こだわり」ですが、これが良い方向に働けば将来「天才」と呼ばれる存在になれるかもしれません。ですので、発達障害だからといって、将来が悲観的かと言われれば「違う」と私は感じています。

[後記]
 何回注意しても、目の前のことに夢中になり、今やらなければいけないことを忘れてしまうことがよくありました。何度も何度も怒って注意しているうちに、だんだん息子が自信を無くして行き、親から愛されていないと感じるようになりました。それから親子の信頼関係が失われ、息子は親が何か言うと睨みつけて、益々言うことを聞かなくなりました。

 自分がまるで怒られていることの意味を理解できず、嫌われていると思い込んでいるようでした。発達障害だと気付かずに二次障害に発展していたのかもしれないと考えるとゾッとしますが、今では少しずつ関係は改善しています。

[参考記事]
自閉症スペクトラムの特徴とは

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とLD(学習障害)の特徴について

発達障害の「二次障害」とは何か。放置すると大変なことに

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top