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高機能自閉症の娘の幼児期から小学2年生までの特徴

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 この記事は発達障害(高機能自閉症)のお子さんを育てている女性に書いていただきました。

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 下の娘は、高機能自閉症(知的障害のない自閉症)と診断を受けています。小さな頃から動作が遅かったり、絵本を読むことが苦手だったり、姉に比べて性格がきついように見えたりしました。「二人目ってこんなもんなのかな?」「生まれてから今までの、育った環境のせいかな?」「お姉ちゃんと同じように育てているのに、何故こんなに違うんだろう。」と、ずっと悩んできました。発達障害について知るまでは、本当に、今以上に、悩んでいました。

 その、娘の言葉や行動の特徴について詳しく書いてみようと思います。

幼児期

・親から離れ、どこへでも行ってしまう。買い物でもどこでも、追いかけるのが大変でした。

・お友達が先生のお話を聞いている時に、一人だけ後ろを向いて座っている。

・言葉は同級生よりも遅れていた。お友達に何か言われても言葉で言い返すことができず、しばらくの間我慢して、最後には手が出てしまった(先生から伺った話です)。

・着替え等、お友達と同じように急いでできない。

・話し方は、早口のお姉ちゃんと違ってゆっくりで可愛かった。

・幼稚園では、字を書くのが上手ではなくて、お友達に「何でこんなに下手なの?」と言われた。

・お友達から毎日つねられたり、「ブス、デブ」等と言われるようになった(人からそんな風に言われるほどブスではありませんし、太ってもいません)。

・朝、グズることが多く、幼稚園へ時間通りに行くのが大変で幼稚園へ電話をすると、園長先生が「お迎えに行きましょうか?」といつも言ってくださった。

・お芝居などを観るためにホールで座っている時、歩き回ったり椅子をカタカタさせたりした。

 乳幼児期は、現在よりも他の子との差が少なかったように思います。様々な場面で悩むことも多かったのですが、「まだ小さいから仕方ないのかな」と思っていました。それでも、よその同じくらいの年の子と比べると落ち着きがなかったり、性格が激しいように見えたり、そのくせ行動が遅かったりしたので、何とか『普通』になってほしい、と思っていました。

小学1年~小学2年生

・感覚過敏があり、自宅1階と学校の一ヶ所以外のトイレでは便座に座ることもできない。お出掛けの時は必ずペットシート&携帯トイレを持ち歩いた。

・音や匂いに敏感。自宅の2階のトイレも「音が怖い」と言って使えない。アイスクリーム屋さんへ入った時の消毒の匂いを「臭い」と言い、店員さんの目の前でも鼻をつまむので困りました。

・たし算やひき算の計算カード、書き取りなどがなかなかできない。書き取りの宿題は半分にしていただくこともしばしば。

・宿題をやるのがとても困難で、毎日のようにパニックになり、何かを投げたりテーブルを倒そうとしたり、叫んだりしていた。

・仕度や着替えなど、急いでやることができない。

・学校で時間がなく、予定帳に明日の予定を書いてこられない日がよくある。

・集団登校では、どうしても皆と同じスピードで歩けず、遅れてしまった。酷い時には姉(当時小5~小6)が付き添い、一緒に遅れて歩いた。

・お芝居などを観るためにホールにいる時、『椅子を立ててガクン、立ててガクン』を繰り返す。自分の席の前に足をぶつけるのを繰り返すので、必ず前に座席が無い席に座りました。

・地元のワークショップでミュージカルを習い始めたが、レッスン中ころころ転がっていたり手すりを舐めたり真面目にやっている子にちょっかいを出したりするため、2年生でいったん退会した。

・縄跳びがうまく跳べない。

・音程やリズムを合わせられない。地域の子たちが全員小1からやるお祭りの太鼓も、うまくできなかった。

・幼稚園の時とは別な子からつねられたり悪口を言われたりした。

・1年生の終わりころ、毎日夜になると「〇〇ちゃんにつねられるから学校行きたくないよ~」と言うようになった。

 小学生になり、困難な事が一気に増えました。朝は幼稚園よりもうんと早く、6時50分には家を出ないといけません。早く着替えたり早くご飯を食べたり早く洗面を済ませたり…ということが困難なので、5時50分には起こして行動開始。

 しかし、「早くしようね。」「ほら、時計を見てごらん。長い針が10になったら出発だから、長い針が7になるまでに食べ終わろうね。」等と何度も何度も声をかけ、ご飯の時には横についてスプーンで口に入れてあげたりしましたが、なかなかうまくいかず、毎朝本当に大変でした。ぼーっとして動かなかったり、口の中に食べ物を入れても噛まなかったりで、私は度々怒ってしまいました。そうすると娘もさらに言うことを聞かず何かを投げたり叩いてきたり言い返してきたり。毎朝戦争の様でした。

 メンタルクリニックでは「発達障害の〇〇ちゃんには、大きな声で怒ることはプラスにはなりません。自分が許されること、穏やかに過ごせること、が大事です。」と言われていたので、怒鳴って怒ることはしないように心がけていましたが、どうしても怒鳴ってしまう事もあります。そのような時には気持ちが落ち着いてから娘と二人で話し「さっきは大きな声で怒ってごめんね。でもね、ママは〇〇ちゃんにこうして欲しかったの。」と伝えました。娘は泣きながら頷いてくれました。娘自身、自分がパニックになったり暴れたりした時に、自分でどうしていいか分からずに辛い思いをしていたようです。自分で自分の状況ややるべきことが分っているのに行動に移せず、そこへ大人から「早くしようね」とか「何でできないの」等と言われ、パニックになっていたようでした。

 もっと早くに発達障害に気付いていたら、親である私自身が親としてもっと早く成長できただろうに。そうであったなら、娘のことを小さい頃からもっと理解してあげられて、私が母親としてどうすべきか分かったのに、と悔やまれます。

[参考記事]
「発達障害児の宿題に効果を発揮するタイムスケジュール」

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