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発達障害児も通う放課後等デイサービスでは何をしているのかを解説

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この記事は放課後等デイサービスに勤務されている女性に書いていただきました。

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 放課後等デイサービスでは、何を行っているか?について書きたいと思います。

放課後等デイサービスって何?

 私は現在、放課後等デイサービス(放デイ)の指導員として働きながら、発達障害(アスペルガー症候群)の息子と二人で暮らしています。10年前…放課後等デイサービスなんてものは無く、障害のある息子は学童保育も断られ、シングルマザーの私は途方に暮れ、市町村に訴えても相手にされない時代でした。それが今では、放デイ乱立の世の中です!昔からは考えられない事態です。

 その裏には平成24年4月に児童福祉法が改正され、報酬単価が倍になり、民間企業が参入出来るようになったことで、児童発達支援及び放課後等デイサービスの施設が急増しました。施設が無かったために苦しんできた親達は手放しで喜んだ反面、その一方で別の側面も浮き彫りになってきました…

 それは、集客できれば利益がでるため、こぞって参入した施設の質の悪さや、専門的な知識を持つ人員の確保不足などがあり、平成29年には基準が厳しく改正されました。簡単に説明すると一つの施設において専門知識を持つ保育士や児童指導員の数をこれまでよりも増やすという内容です。

放課後等デイサービスではどんな事をしているの?

 放課後等デイサービスは主に障害のある就学児(小、中、高)が授業終了後や休日に(夏休みや冬休み等の長期休暇中も)、生活力向上のための療育活動等を行うために通う施設なのですが、実に様々な種類がある事をご存じでしょうか?

 音楽や運動、美術や造形等、専門的な内容に特化した施設や、毎日の生活の中で個々の個性を尊重し、自己評価が低くなりがちな児童が安心して過ごす事ができる居場所の提供や仲間づくり…ひいては、そのご家族のレスパイト(一時的な休息)も含んだ支援を行っていきます。認知症でいえば通所介護のような位置づけです。

ひとりひとりに合わせた支援

 私の勤める施設には、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害などの発達障害、知的障害、ウィリアムズ症候群、脳性まひ、脳性巨人症、ダウン症、猫鳴き症候群など、様々な障害を持つ児童がおり、個々に合わせた療育活動に日々努めています。

 発達障害の、いわゆる軽度と呼ばれる子達の中には知能の高い子も多く、学習や特化した才能を伸ばせるよう支援する一方で、こだわりや感情の起伏などの精神面において、自分でコントロールしていけるようにサポートする事が最重要ポイントだと考えています。

 知的障害やダウン症のお子さんの中には、素直すぎて断れない部分も多く、性犯罪やトラブルに巻き込まれないために、高校生になったら誰かれ構わずくっついたり、手を繋がない事や、日常生活で困らないよう必要最低限の書字や買い物の練習等も行っています。

 障害特性が様々なため、どの子にも同じ内容の事を出来る訳ではないのですが、みんなで社会見学に出かけ、その先々で地域の方との触れ合いを学んだり、作業体験や体を動かす活動を通して、思いやりや人と関わりを持って生きていくことの素晴らしさを共に学んで欲しいと考え、サービスを行っています。

将来を見据えて…

 この他に、私の職場には【生活介護】と【就労支援】の事業所もあるため、放課後等デイサービスで療育を受けながら、何をしていくべきか?そこに向けた明確なビジョンを持ちやすいのが特徴です。

 【生活介護】では施設に通って介護を受けながら機能訓練を行うことで、生活のリズムを確立していける療育を取り入れています。

 また【就労支援】では一般就労が難しいならば、あくまでも自分のペースで、無理のない作業を毎日の生活に組み込みながら、就労支援事業所に通う事を視野に入れて訓練していく。

 このように、放課後等デイサービスでは様々な学びがあります。本人にとっては、様々な体験を通し、自分の居場所や、他にはない安心できる仲間作りが出来る場所であったり、ご家族にとっては暫しの休息と悩みを分かち合う場所になります。

 指導員である前に障害児の母である私は、そのお手伝いができればいいなと心から思っています。

[参考記事]
「学習障害の小学生に対する児童デイサービスでの取り組み」

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