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ADHDの薬コンサータの副作用により食欲不振と不眠症へ

 

 この記事は20代の女性に、ADHDの薬であるコンサータの副作用について書いていただきました。

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 私は発達障害当事者で、23歳です。昨年診断されたばかりで、ADHDとアスペルガー症候群を併発しています。

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気づいたきっかけ

 ネット上で、大人の発達障害についての広告を見かけ、興味本位でクリックしてみたのがきっかけです。そこには、発達障害の特徴が書かれていて、いくつか私自身にも当てはまる項目がありました。

 さらに、発達障害の簡易診断ができるサイトで、自分が発達障害であるか否か、4つのサイトで自己診断をしましたが、結果は全て、「発達障害の疑いアリ」でした。

病院へ

 もしかしたら自分は発達障害者なのかもしれないと気付いた時はショックでしたが、自ら動かなければ何も変わらないので、思い切って病院へ行くことを決めました。

 初診の日、医師には「何故受診したのか」を聞かれたので、大人の発達障害についてのサイトを見たこと、ネット上での簡易診断で当てはまったことなどを話しました。また、「忘れ物は多かったのか?」「部屋は片付いているのか?」など自分の子供時代のことも聞かれたので、話しました。

 そして、後日検査を受けることになりました。まず最初に絵を描き、次に計算や間違い探し等を行いました。二時間程度だったと思いますが、普段使わない部分を使ったからか、後頭部がジンジンと痛みました。

 数日後、結果が出ましたが、「ADHDとアスペルガー症候群を併発している」とのこと。そして、投薬治療を行うことになりました。初めて処方された薬は、ADHDの薬であるコンサータ。副作用が非常にきつかったです。

服用初日

 服用から数十分で後頭部に重み、ぐらつきを感じましたが、すぐに安定しました。これまで、常にモヤモヤした感覚を抱えていたのですが、それが綺麗になくなりました。心が非常に穏やかになり、人を気遣う余裕が生まれました。

 その日、友人と博物館に出かけたのですが、今までの私であればすべての展示を見ないと気が済みません。しかし、この日はそんなこともなく、心に余裕を持って見学をすることができました。

 服用してからは全てが良いことだけではなく、副作用もありました。まず食欲が減退しました(食欲不振)。食べられないことはないのですが、食べるのに物凄く時間がかかります。

 また、夜は目が冴えて眠れませんでした(不眠症)。急に不安になり涙があふれ、後頭部はじんじんしました。諸刃の剣という言葉がありますが、「良いことの裏には悪いこともあること」を身を持って体験しました。

 コンサータの貼付文書を見ると私の副作用である不眠症と食欲不振は多くの人に現れています。

<成人AD/HD承認時>
成人AD/HD患者を対象として国内で実施した第III相試験
及び長期投与試験の総症例272例中、副作用(臨床検査値異常を含む)は209例(76.8%)に認められた。
その主なものは、食欲減退108例(39.7%)
動悸59例(21.7%)、体重減少54例(19.9%)、
不眠症49例(18.0%)、悪心45例(16.5%)、
口渇40例(14.7%)、
頭痛29例(10.7%)であった。

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[精神障害]
不安、抑うつ気分、攻撃性、
激越、うつ病、抜毛、幻聴、
気分変動、過覚醒、感情不安定、
精神病性障害、妄想、
神経過敏、
落ち着きのなさ、
緊張、怒り、
無感情、歯ぎ
しり、幻視、リビドー減退、
多弁、気分動揺

コンサータの添付文書より引用

服用二日目

 服用二日目は服用二時間後から不安定に。不安感が増して大量の涙が出てきて、身体が重くなりました。さらに頭が回らず、口数が減りました。

 その二時間後には立ち直りましたが、昨日ほど気持ちは穏やかではありませんでした。夕方には吐き気、不安感による涙、身体の重さ、食欲不振などの症状が一気に現れました。

服用三日目

 前日は不眠症により四時間睡眠ですぐに目が覚めたのに対し、この日は逆に二度寝してしまうほど眠かったです。さらに食欲不振により水をひたすら飲んでいました。身体の状態は安定しません。

 その代り、いつもは頭の中はごちゃごちゃしているのに、この日のアルバイトでは頭の整理が出来ていたのか論理的に考えて、きびきびと働けました。お客さんにも愛想よくでき、コミュニケーションを取ることが苦痛でありません。

 薬を飲んだ時には体はしんどくなりますが、精神的にはスッキリするという状態。この日も諸刃の剣状態でしたが、このまま体がおかしくなってしまうのでないかと不安になりました。

現在

 今は医師と相談しながら、薬の量を増やしたり減らしたりしましたが、止められるものであれば止めたいです。

 色々、コンサータについての見解をネットを見て理解はしているつもりです。その中でも心に残っているのが内海聡医師の言葉です。

「ADHDの薬であるコンサータは覚せい剤と同じ」

 コンサータの成分的にはそうなるらしい。

 私は自己責任で服用をしていますので、この記事は薬を飲むことを推奨している訳ではないことをお伝えしておきます。お子さんには特に気を付けて服用させるか決めてください。


コンサータは悪名高いリタリンの徐包剤で、メチルフェニデートと呼ばれる物質である。
メチルフェニデートはアンフェタミン系の類似物質であり、アンフェタミン系の薬物の代表格がメタンフェタミンであるシャブ(ヒロポン、スピードとも呼ばれる)である。
つまりコンサータを子どもに飲ませるということは、長時間効くシャブを子どもに飲ませているのと何ら大差はない。
子どもを発達障害とつけている親はすべて虐待者である。
そしてどんな親もていの言い訳と正当化をしているにすぎない。

内海 聡医師のファイスブックより

[参考記事]
「ADHDの薬コンサータの副作用で幻覚。袖から大きい蟻が」

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