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発達障害の薬を子供に飲ませることは虐待なのか

 

この記事は40代の女性に書いていただきました。

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 この記事では最初は息子の状況、後半では薬に対しての私の見解を書きます。「発達障害の薬を子供に飲ませることは虐待なのか」というタイトルですので、不愉快に感じる人もいるでしょう。

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無事出産しました

 出産はやや早めの36週で、2700kgの大きさで、息子はこの世に生まれてきました。特に問題が有るわけでもなく、元気な男の赤ちゃんで、喜びもいっぱいでした。定期的に受ける健康診断でも順調で一歳児検診までは、どこも気になるようなことはありませんでした。成長がとても楽しみでした。

 半年を過ぎた頃でしょうか、風邪をひいた時に熱が急激に上がり、その時に熱性けいれんを起こしました。それから、一年に一回もしくは二回の割合で熱性けいれんを起こすようになりました。それが、数回程起きましたが、その後、熱もないのにけいれんを起こすようになり、これがいわゆる無熱性けいれんといい、これは一年に一回ありました。

発達障害のある子供の子育て

 まず、つかまり立ちをできるようになって、よちよち歩きを始めるようになった一歳児検診の時に、はっきりした診断名は言われませんでしたが、

「平均的な子供に比べると少し落ち着きがないかもしれませんね」

ということを言われました。

 ですが、あともう一年ぐらいすれば大分落ち着いてくるでしょうという判断から様子を見ることにしました。落ち着きのない子・・これはいわゆる性格とでも言えようが、ほんの数分、一瞬でも先生の話を聞こうともしませんでした。それどころか、先生が話をしていても、少しは目を合わせますが、直ぐに他のモノに興味を持ってしまい、あれやこれやとすべてのモノを触っては、次から次へと手にしたがるのです。

 この時点では、発達障害かどうかは分かりませんでしたが、落ち着きがない(多動)ということで個人的にはADHD(注意欠陥/多動性障害)を疑いました。次の一年で成長すると思いましたが、二歳児検診でも一歳児検診の時の落ち着きのなさは変わりませんでした。
この時には
不注意
落ち着きがない
衝動的
と判断されたが、正式な診断名としては言われませんでした。

 その後、医師に無熱性けいれんを起こしたことがあることを伝えましたら

「無熱性けいれんを起こすということは、てんかんの疑いもあります。てんかんは脳の病気ですので、発達障害ということも視野に入れておくといいですね」

と言われ、この時から少しずつ発達障害という言葉を頭に入れるようになりました。

ADHDの診断をされるも薬は拒否

 それから、保育園に入り、行動が明らかに衝動的であり、欲求のコントロールが効かないことや、けいれんからてんかんを起こしたことを含め、初めてADHDという診断がされました。これを機に、児童精神科にかかるようになりました。最初に療育を勧められましたが、その手始めに薬の服用をするように言われました。

 しかし、副作用を調べると恐いことが多く書いてあり、断固として薬だけは拒否をしました。ところが、療育を受けるためにはまず、薬を飲まないと始まらないと言われ、他の病院の児童精神科に転院しました。

 診察を受けましたが、ここでも最初に薬を勧められたので、医者以前に人間として、直ぐに薬を勧めるのは、腑に落ちないと思いました。発達障害の薬は覚せい剤と同じ作用があると言っている医師もいる中で、やはり納得はできなかったです。信頼を持つどころか気持ちを委ねることができないと思い、これなら自分でしっかり見守るしかないと思いました。

トラブル続きな日々

 そして、保育園に通っている間も、友達や先生など関わる人すべてに乱暴的な行動が毎日のようにあり、小学校に入っても、次から次へとトラブルがありました。

 学習面でも、高学年になればなるほど勉強が難しくなり、悩むところがたくさん出てきました。特に、自分の子供は、軽度の知的障害も重なり、周囲の子供たちとの差がドンドン開いていき、子供としては、とても苦しくなってきました。ですので、普通の塾ではなく、子供に合わせてくれる塾を探し行かせています。今は、遅れを取り戻すのではなく、子供に合った内容を学ばせています。

 行動面では小学校4年生頃から、少しずつ友達に対しての乱暴的な態度は減ってきました。なので、友達とのトラブルは、喧嘩も含め子供ならではの事だと考えるようになり、今は、そっと見守りながらも、友達との間に問題が起きた場合は、子供の気持ちを聞いて助言をしたりします。

現在の様子

 今現在は、大分落ち着いてきておりますが、精神面でコントロールをすることが難しいようで欲求を抑えることが大変ですですので、子供の気持ちを大事にしてあげることが今は一番大事だと思っております。医師からも言われた「いずれ、落ち着きます」という言葉を信じて、丁寧に接していこうと考えています。

 独断的な意見ですが、幼少期に薬で頭をコントロールするようなこと、抑え込むようなことをしなくて良かったと今で思っています。発達障害薬を飲ますことは虐待だと言っている医師もいますが、私も賛成です。

 もちろん、親は虐待をしようと思っているわけではなく、医師や薬を信じているだけですが、我が子に飲ませる薬の性質や副作用くらいは調べるべきではないでしょうか。それから服用の判断をするべきです。ここまでやっている親はいますか。確かに「ここまでが虐待で..ここからは..」と線引きをすることは難しいですが、「間接的な虐待」とは言えるでしょう。親自身が精神的に楽になるために子供に薬を飲ませると捉える人もいるでしょうから

 でも、薬を飲ませないという判断の代償は多かれ少なかれあります。本人自身の力で性質をコントロールしなくてはいけないからです。発達障害の二次障害で自殺するケースもありますので、薬で一時的にでも抑えるという意見が出てもいいと思います。

 でも薬で一時的に抑えたとしても、一生飲み続けるわけではないでしょうから、最後は自分の力で生きていかなくてはならないのは同じです。当然、親も親で大変です。自分の子供だから何を考えているのかを良く理解していると思っていますが、なかなかそう簡単ではありません。子育てについて長いこと悩み続けて、やっと少し分かる程度です。

 でもこれは定型発達のお子さんの子育てでも同じことが言えるのではないでしょうか。人の気持ち、人間の心がどれだけ繊細なのかを改めて考えることができて、子供に感謝しています。

まとめ

 虐待だなんてキツイ言葉を使ってしまいましたが、一度立ち留まって考えて欲しかったからです。決して、薬を飲ませている親を責めているわけではありません。

 精神的に子供が死ぬほどの状態であれば、薬を飲ませるという判断があってもいいでしょう。親がどれだけ子供のためを思って判断をするかが大事なのです。子供はそういうことは直感的に見抜きます。「お母さん(お父さん)が楽になりたいからでしょ」と思うのか、「私のことをここまで考えてくれている」と思うのかは親の態度にかかっています。

●ADHD治療薬は、ほとんど覚醒剤
そしてADHDの場合さらに問題となるのが薬の問題である。
ADHDでは専用の治療薬としてストラテラとコンサータという薬が承認されている。
ADHDは集中力がないのでこれらの薬で集中力を高めようというのがお題目だ。
しかしこれらは本当に覚醒剤そのもののような薬であり、とてもじゃないが子どもに飲ませることができるような物質ではない。
海外では多くの注意喚起がなされているが、精神科医たちはすべて無視しているのが現状である。さらに危険な薬がコンサータである。
コンサータは悪名高いリタリンの徐包剤で、メチルフェニデートと呼ばれる物質である。
メチルフェニデートはアンフェタミン系の類似物質であり、アンフェタミン系の薬物の代表格がメタンフェタミンであるシャブ(ヒロポン、スピードとも呼ばれる)である。
つまりコンサータを子どもに飲ませるということは、長時間効くシャブを子どもに飲ませているのと何ら大差はない。
子どもを発達障害とつけている親はすべて虐待者である。そしてどんな親もていの言い訳と正当化をしているにすぎない。

内海聡医師のフェイスブックから引用

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