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発達障害と言語遅滞がある娘への接し方で注意している事

 

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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診断と症状

 娘は、今現在小学2年生で普通級に通ってます。発達障害の診断を2017年2月に受けており、言語遅滞もあります。他の子と違うと思ったのは2歳の時でした。段々周りの子供が言葉を発する中、パパやママなどの単語は言えるのですがなかなか2語になりませんでした。幼稚園に入り、益々周りの子達との違いを感じました。

 娘の特徴は知っている語彙数の少なさと「言葉を留めておく力が弱いこと」です。語彙数が少ないので言いたい事は伝わらないけど、言葉にならない内容を息継ぎもせず話している印象です。

 その他の特徴は、声量のコントロールもなかなか上手くできないので、人がいっぱいいる場所で大きな声でしゃべったり、歌を歌ったり、相手との距離感がつかめていないところがあるので話す時の距離が近い場合が多いです。

子供への接し方1

 発達障害専門の病院を受診してから言語遅滞があるということが分かりましたが、言葉の遅れがある発達障害の子は少なからずいるとのことです。医師は「障害がある子供が間違った答えを言った場合でも否定はしてはいけません。本人自体が否定されたと思い発言することを恐れてしまったりして殻に閉じこもってしまいますから。とにかく少しでも成功したら褒めてあげて下さい」と言っていました。成功体験があればそれはすんなりと受け入れることができ記憶にとどまるそうです。

 それ以来、失敗をしても「うん、それもいいけど、〇〇した方がもっといいよ」となるべく否定語を使わないようにしました。成功した時には思いっきり褒めました。小学校の担任の先生にも言葉の遅れや対応の仕方について説明をしました。とても理解のある先生だったので娘が間違えた答えを言っても否定はせず、その答えもあるよねという形でフォローを入れてくれました。

子供への接し方2

 私は言語遅滞がある我が子の言葉を聞くときに「理解しすぎないように」しました。今までは分からないことを言った時でも「意を酌む(くむ)」接し方をしていましたが、医師に言われてからは分かるように言い直させるようにしました。そうしないといつまで経っても言語も成長しませんし、コミュニケーションも上手く行かないからです。どうしても分からない時は少しずつヒントを出しながら本人に話させていきます。例として脈絡もなく「カレーだったよ」と言ってきたことがありました。親であれば給食だと分かりますが、でも、通常はそれだけでは会話にはなりません。
そこで、
私「いつ食べたの?」
娘「今日」
私「今日の朝ごはん?」
娘「今日の給食で食べたの」
私「何を?」
娘「今日の給食でカレーを食べたの」
という感じで会話にさせていきます。まだまだ、意味が分からないことも話ますが少しずつ言葉になってきました。

 言葉の遅れからか、物事を理解するのも人の二倍時間がかかります。ですが、普通の子でも呑み込みが早い子、遅い子がいるので根気強く分からないことは教えてあげています。子供へは小学生だからという接し方ではなく3歳児の子供が理解できるように話すようにしています。娘のペースに合わせて教えてあげることが大切です。少しずつ出来ることを増やしてあげることにより自信もつき、やる気も出てきて、成長の伸びが以前より早くなったように思います。将来娘が少しでも困ることが少なくなるようにこれからも二人三脚で頑張っていきたいと思います。

[参考記事]
「発達障害の娘に言葉の遅れが生じたのは中耳炎も一因」

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