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私の4人の子供全員が発達障害。それぞれの特徴を紹介します

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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 はじめまして。4児の母をしております。我が子たちは、それぞれ特性の異なる『発達の課題』を抱えています。いわゆる『発達障がい』です。

 そして子どもだけでなく、おそらく主人も課題があると思われます。主人の場合は、発達障がいプラス精神的な課題もありそうです。そんな濃~い家族です。

 私がこの記事を書こうと思ったのは、少しでも『発達に課題がある』子ども達が、日頃どんな事を考え、どのように感じながら過ごしているのか。その親は日々子どもの姿を見ながら、どのように感じながら過ごしているのか。ほんの少しでも知ってもらい『あぁ、そうなんだ。』『そんなことを感じていたんだ』と思っていただけたら幸いです。

 家族それぞれを動物に例えてみますので、想像しながら読んで頂けると嬉しいです。

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家族構成

主人
普段は穏やか。感情のコントロールが難しい。(カバのような人)


楽天的で行動的。だが、継続は力なり、ができない。(チーターのような人)

小学2年生の女の子
すごくマイペースで気まぐれ。感情のコントロールが難しい。(猫のような人)

小学1年生の女の子
底抜けに明るく何事にも前向き。自分の思いが強すぎて癇癪が多い。(犬のような人)

年長の男の子(双子)
お調子者でとにかく元気に動く。自己肯定感が低いのでチャレンジ精神はない。(うり坊のような人)

年長の男の子(双子)
基本に忠実で几帳面。変化に弱く予定の変更でパニックになり固まる。(ペンギンのような人)

小学2年生の女の子について

 1番目は、小学2年生の長女で、発達障害の診断を受けていませんが、知能テスト【ウィスク】を受け、いわゆるグレーと分かりました。傾向としては、ADHDとアスペルガーが強く出ています。気が散りやすく、忘れ物がとても激しくあります。また短気で喜怒哀楽が激しく、きょうだいには基本的に命令するような状態です。

 優先順位をつける事が苦手で、複数の指示を一気に言われると、1つしか覚えられず困っているようです。担任から聞いた話では、複数の指示で分からなくなると、覚えている指示だけを行ない、後は本などを読んだりして待っていることが多い、と言われました。

 そこで長女と改善策を相談し、実際に以下の事をやってみる事を決めました。

① メモをとること。
②分からなくなったらお友達に聞くか先生に聞くこと。

 忘れ物に関しては、前日に準備をしたり、メモをしてカバンに貼ったりして『目に見える化』をしています。

 きょうだい関係に関しては、出来る限り大人が介入して順番を公平にしたり、ケンカの仲裁に入るようにしています。気が散りやすいため宿題をするのも一苦労で、きょうだいが周りで遊んでいると気になってしまい、宿題にトータルで5~6時間かかるような事もあります。そこで机を囲むように段ボールで視界を遮っています。

小学1年生の女の子について

 小学1年生の二女についてですが、生後3~4ヶ月くらいで私は違和感を感じていました。笑わないし、理由なく泣いていることが多く、夜ほとんど寝ない子でした。毎日のように朝4時や5時に寝始めて、8時くらいには起きます。

 動くようになってからが本当に大変で、とにかく走るし、話さないし、大人の存在を気に掛けるようなそぶりも一切ない子でした。動くようになってからも夜はもちろん寝ませんが、お昼寝も絶対にしない状態でした。私がしんどくて保育所に入れたと同時くらいに出た診断名は『知的障害と多動を伴う広汎性発達障害』です。

 無意識に動いてしまう『多動』があり、また癇癪がひどくなると自傷行為をします。パニックになると大声を出しながら走り回り、個室に自ら入って落ち着くのを待ちます。長女と同じように気が散りやすく、忘れ物もすごく多いです。人との距離感覚が分からないので異常なくらい人懐っこい子で、誰にでも話し掛けます。

 1歳半から専門的なサポート【療育】を受けて、3~5歳まで専門の支援施設に通所しました。癇癪が激しい時期は、しっかりと子どもの気持ちを受け止めて、「~だったんだね。」と気持ちを代弁するようにしました。一時期は『悔しい』という感情が理解できず、激しく泣きわめき暴れていたこともあります。でも代弁することで、『これは悔しいのか』と自分の感情を理解するようになってからは、暴れることも少なくなりました。

 睡眠に関しては、しばらく朝4時に寝て、8時に起きる生活が続きました。いっぱい遊ばせても、食べさせても寝ない。どうしたら…と毎日考えていましたが、施設の通所を始めてから生活のリズムにメリハリがつき、徐々に寝る時間が早くなってきて、気付けば21時就寝の健康な生活になっていました。

 きょうだい関係は、『お世話をしてあげたい』思いが強すぎて、トラブルになることが多くあります。その時には、きょうだいのお手伝いではなく私や主人のお手伝いをお願いして、子どもの『やってあげた』感を損なわないようにしています。ある大学の先生が言っていました。「多動のある子は、働き者なんですよ」と。

 忘れ物に関しては、1番目とは少し違う『目に見える化』をしています。知的障害もあるのでうまく字が読めないこともあり、イラストや写真を見て準備や予定の確認をしています。持って行く物は、前日に準備して玄関に置いておくなどしています。生活動線の中に『目に見える化』を入れて、子どもが自分で気付けるようにしています。

双子の年長の男の子について

 3番目と4番目は双子で年長の男の子ですが、タイプは正反対です。3番目の診断名は『多動を伴う自閉症スペクトラム障害』。ごくごく軽度の知的障害もあります。意味もなく動き回る『多動』で、突発的に何かを始めるくらい衝動的です。ケンカで叩いてしまった後に、しまった、という顔をします。衝動的にしているので自分が何をしたのか覚えていない事も多いです。

 3番目は忘れ物が長女、二女と同じように多いので、私はヒヤヒヤしています。知的障害が軽度であるため、健常児との差を本人が感じて分かってしまうため、自己肯定感がとても低い状態でした。今は自信もだいぶつきましたが、自己肯定感の低さが全くなくなったわけではありません。みんなと同じように出来ていない自分が嫌で、保育園の活動に入ることができませんでした。

 いつも保育園にある砂時計を片手に持ち、加配の保育士の先生の背中にくっついて離れませんでした。本格的にサポートしてもらえる【療育】を受け始めたのは年中です。私は今でも、もう少し早く気付いてやれなかっただろうか、と考える事があります。言葉の遅れが全くなかったので、少し安心していたのもあるのかもしれません。

 きょうだい関係は、いつも誰かに闘いごっこをしかけています。そして度が過ぎて相手を泣かし、大人に注意される。ある意味元気で良いのですが、テンションが上がると制御できなくなり、周りも見えなくなります。なので相手が止めていた遊びでも、全く気付くことなく続行して泣かれてしまいます。

 忘れ物に関しては、気が散るとすぐに忘れてしまうので、イラストや写真、さらに声掛けをして準備や予定確認をするようにしています。3番目の場合、『目に見える化』をしているだけでは忘れてしまう可能性があるので、声掛けもします。

 着替えをしていても、おもちゃや落ちていた鉛筆などが気になったら、着替えを忘れて遊んでいたり、お絵かきをしていたりします。パンツ姿はやめて欲しいですが、鉛筆とかの方が気になるのでしょうね。

 4番目の診断名は『知的障害を伴う自閉症スペクトラム障害』です。基本に忠実で、1度覚えた方法や手順をアレンジすることはありません。言われた通りにこなします。

 しかし新しいことを覚えるまでが、とても大変でとても時間がかかります。言葉だけで覚えることが出来ないので、付き添って教えなければなりません。ですのでチャレンジや新しい事を始めるのは特に苦手で拒絶します。時間を掛けてゆっくり教えなければいけないのです。

 きょうだいで1番、言葉が遅れていて、言語だけでやり取りができるようになったのは、年長の夏くらいからでした。癇癪やこだわりもきょうだいで1番強く、急な変更が苦手なので大人の事前準備が絶対に必要です。

 例えば朝起こす時は必ず「朝ごはんは~だよ。」と伝えます。本人のイメージしていた朝食と違っていたら癇癪を起こして1時間以上は動かないので、それを未然に防ぐため、イメージする時間を与えないようにしています。

 そしてご飯を食べ終わるタイミングで「今日は~だから、~をします。」と今日の予定を伝えます。車で移動していた時に、買い忘れなどを思い出して伝えていた予定を変更すると車で大声を出しながら「ちがう!ちがう!」と怒り出します。それほど予期しない動きを苦手としているので、必ず確認をして1日をスタートします。

 きょうだい関係は、3番目と闘いごっこをする事が多いです。1番得意なのはゲーム。とてもセンスが良いようで、新しいソフトでもすぐに使いこなします。

まとめ

 子育てで今まで何度も辛くて泣きました。でも子ども達に課題があったからこそ学べた事がいっぱいあるので、私が子ども達に人間として成長させてもらっている、と思っています。大変ではありますが、それ以上の喜びと楽しさを教えてもらっています。

[参考記事]
「自閉症スペクトラムの特徴とは」

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