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親が発達障害(アスペルガー)を認めてくれず、うつ病に

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 この記事は発達障害の大学生の女性に書いていただきました。
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 私は現在大学生ですが、2年前に発達障害であるアスペルガー症候群と診断されました。その診断に至るまでの経緯や現況などを説明したいと思います。

発達障害が判明したきっかけ

 大学に入学し意気揚々と始めたバイトで壁にぶつかりました。私はアパレルでバイトをしていたのですが、いつまでたっても仕事内容が覚えられられませんでした。その他にも職場の人との関係が上手くいかなかったり、些細なミスを連発したり、トラブルが頻発。そして店長に「ADHDではないか?」と言われ、自分でも発達障害を疑い始めました。そうしている間に結局バイトをクビになり、精神科を受診。するとアスペルガー症状とADHDの併発だと診断されました(後にADHDは誤診であったことが判明します)。

 思えば幼少期から諸症状は出ていました。人と話すことが極端に苦手であったり、忘れ物が多かったり、同じことに執着したり(こだわり)、挙げればキリがありません。しかし、学校生活ではそれがただの個性で済んでいたのですが、利害関係が生まれる職場ではそれでは済まなくなったのです。

 診断を受け途方にくれた私ですが、親に診断を告げると猛反発を食らいました。自分の子供が発達障害であることを認めたくなかったのでしょう。こうした周囲の無理解や将来に対する不安、「発達障害」という烙印に苦しめられ、いつしか うつ状態になっていきました。

受けた治療と判明した誤診

 発達障害の診断を受け、目の前が真っ暗になったことや、親の無理解などが原因でうつ状態になり、精神科に通院し始めました。初めはADHDだと診断されたのでストラテラと抗うつ剤を飲んでいたのですが、前者が全く効かず副作用に苦しむばかり。

 加えて親が一向に発達障害を認めたがらないこともありセカンドオピニオンを受診した結果、ADHDではなくアスペルガー症候群を患っていたことが判明しました。一般に、発達障害の診断はADHDとアスペルガー症候群が合併していることもあり、本当に難しく誤診は珍しくありません。自分の診断が腑に落ちない人や薬が効かない人はセカンドオピニオンをお勧めします。

[参考記事]
「発達障害の一つアスペルガー症候群とは」

現況

 現在は、アスペルガー症候群のことで悩みが生じた場合は学校の相談室に行き、カウンセラーと一緒に対処法を編み出しています。現段階ではアスペルガー用の治療薬はないため、自分の力、または他人の力で解決していかなければなりません。

 カウンセラーとの対談で自分の得意・不得意を峻別し、得意なことで不得意なことを補う、といった工夫をすると良いことが分かり、トラブルが激減しました。得意なことにはさらに磨きをかけ不得意なことには最低限しか取り組まない、という割り切った姿勢が重要だと気付きました。例えば、私は文章を書くことが得意なためそれを活かせるバイトをしています。一方で事務などの作業は大の苦手であるため、作業系のアルバイトはしないことにしています。苦手なことに取り組むのは、エネルギーがいる上、どうしても非効率的になってしまうからです。得意なことを優先して伸張させるほうが自信もつく上に効率的です。そのように割り切った考えと行動により、気持ちが楽になると思います。

 しかし、不得意なことをしないと言っても最低限、社会で生きていくうえでは必要なことはします。例えばやるべきことはリストにして視覚化し、逐次確認しながら行動する、人の気持ちが分からないならば心理学の本を読んで理解する、などです

人間関係についての結論

 私はアスペルガー症候群のせいで人間関係では凄惨たる目に遭ってきました。まず、小・中学校では人と話すことが苦手だったため、いじめの格好の的でした。大学生活で始めたバイトでは仕事ができないことや空気を読めないことにより白眼視されましたし、サークルでも再びいじめに遭いました。

 そのような苦い経験から私が痛感したことは、「発達障害を理解してくれる人としか仲良くする必要はない。」ということです。世間には障害に対する偏見が蔓延しています。私はそれを念頭に置き、信用できる人のみに自分の障害を伝えた上で仲良くし、そうでない人とは最低限のお付き合いしかしていません。理解のない人といても苦しいだけだからです。そうやって人を選んで付き合うことで人間関係の悩みは格段に減りました。これには賛否両論あるかと思いますが、人間関係で躓いている発達障害の人にはおすすめします。

最後に これを読んでいる発達障害の貴方へ

 発達障害は目にみえない障害であり症状も様々であるため、無理解に苦しんでいる人が多いかと思います。しかし、貴方は人のために生きているのではありません。他人の評価など度外視し、貴方自身の幸せを最優先してください。また、これまで発達障害で辛酸を舐めてた人や、将来が不安な人も希望を捨てないで下さい。苛烈な社会に身を置いていますが、自分の特性を活かせば道が開けると信じて生きていきましょう。

[参考記事]
「親が私の発達障害の診断に怒り、医師に抗議。毒親の実態」

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