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発達障害の一つアスペルガー症候群とは

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 アスペルガー症候群は、発達障害に分類される自閉症スペクトラムのひとつです(参考記事「発達障害の種類①自閉症スペクトラムの特徴とは」)。自閉症とよく似ていますが言語習得の遅れがない、知能の遅れがないなどの特徴を持ち、そのため周りの人に「ちょっと変わった人」と思われやすいようです。しかもここ1~2年は、特に若年層の間でちょっと空気が読めなかった人に対して「あの人アスペじゃね?」などと言う風潮があるようで、必ずしも多くの人に「正確な情報」が行き渡っているとは言えない状況があります。なのでちょっとここで、アスペルガー症候群(発達障害)についておさらいしてみましょう。

アスペルガー症候群(発達障害)の特徴を簡単に解説

 アスペルガー症候群(発達障害)の特徴をここで簡単におさらいします。
大きな特徴は2つあります。
①対人関係と社会性のむずかしさ

②パターン化した行動(こだわり)

 自閉症の特徴とほぼ同じに近いですが、知能の遅れがないこと(自閉症は知的障害と併存しているケースも少なくありません)、言語習得の遅れもないことが自閉症との大きな違いとなっています。

 言葉の発達も健常の子と変わりなく、知的にも問題がないがために、一見障害だと分かってもらいにくく、理解が得られにくいという問題を抱えています。

アスペルガー症候群(発達障害)の人は対人関係が苦手

 アスペルガー症候群(発達障害)によくある「対人関係と社会性のむずかしさ」についての具体例を紹介しましょう。
・会話や言葉の裏が読めない

・曖昧なコミュニケーションが苦手。非言語的なコミュニケーションが理解しづらい

・想像力が弱いため「一を聞いて十を知る」ことができず、指示されたこと以外に配慮することができない

・場の空気が読めないで、その場に合わない発言をしてしまう

・相手の気持ちを理解するのが苦手

・見たまま、思ったままをストレートに発言してしまう

 アスペルガー症候群(発達障害)の人は場の空気のような「あいまいなもの」が理解しにくいため、本人が「自分なりに分かるはっきりとした事実に基づいて状況判断」をせざるを得なくなります。それが人から見ると「変な言動や行動」に見えてしまうのです。これは周囲の人には分かりにくくても、本人なりには筋の通った行動なのです。

 本人の行動に理解がある環境を整えるとともに、社会常識をルールとして教え、困ったときには人に相談するよう支援すると少しずつ社会性を身に着けていくことができます。

こだわりは上手に残すことができます

 もうひとつの「パターン化した行動(こだわり)」については「自閉症スペクトラムがよくわかる本 [ 本田秀夫 ]」が分かりやすいので一部引用します。

自閉症スペクトラムの人が自分の興味や関心、方法、ルール、ペースなどを本能的に優先すること

具体的には、
・マイルールがある
・興味のあることに関してはものすごい記憶力、集中力を発揮することがある
・急な予定変更が苦手
などがあります。
 幼少期・学童期にはとても気になる特徴ですが、こだわりは成長するにつれ変わっていきます。こだわりを失くすように教育するよりは生活や仕事に役立つ形で残したり、リラックスする手段として残すことができればいいでしょう。

 以上、アスペルガー症候群(発達障害)の特徴について書きました。対人関係やこだわりについては自閉症スペクトラムの他の診断名(高機能自閉症・広汎性発達障害・自閉症)の人にも共通することです。

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