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発達障害であることを会社に説明し、上手く行っている事例

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この記事は20代の女性に書いていただきました。

………

私はADHD(注意欠陥多動性障害)という障害を持っています。
その症状は大人になるに連れて、徐々に現れはじめました。
小学生の頃、片付けが苦手で部屋は常に散らかっていました。
床には足の踏み場がなくなるほど、服や教科書が散乱している状態です。
部屋を片付けると決めても、片付けている最中に思い出の物を見つけると、そればっかりに集中してしまい、結局片付けは終わりませんでした。
当然、部屋が散らかっているので、物を失くすことも多々ありました。

学校でも机の中はプリント類がくしゃくしゃになるくらい詰め込んで教科書が引き出しからはみ出していました。
先生から片付けなさいと注意されるのですが、どう片付けたら良いか分からず、いつもぐちゃぐちゃ。
クラスの中にはこのような児童が何人かいると思うのですが、発達障害を原因とすることが多いのかもしれません。
そして、こんな性質を持っていますので、学校に持っていく教科書は、前日にランドセルに入れるようにしていましたが、それでもほぼ毎日のように忘れ物をしてしまいます。
そのせいで、成績は壊滅的なものでした。

仕事でも上手くいかない

大学生になって、服を販売するアルバイトを始めました。
来店するお客さんから、服を探して欲しいと頼まれ、服を持っていく途中で、どのお客さんに頼まれたのかわからなくなってしまうことがありました。
お客さんの顔を覚えることができないのです。
また、レジではお釣りを渡し忘れることもありました。
仕事でミスを多発させてしまったせいで、周りからの信頼もなくなり、止むを得ずアルバイトを辞めることにしました。
会社に就職してからも、アルバイト時代のようにミスが多発しました。
上司に教えてもらった仕事もなかなか覚えられず、仕事が片付きませんでした。
そのうち、周りの人は普通に話しているだけなのですが、それが全部自分の悪口に聞こえるようになりました。
仕事を覚えるのが遅いとか、指示したことが守れないとか、影口に聞こえてしまうのです
そんな日々が続き、ついに会社に行きたくなくなりました。

母親に相談

私には居場所がない。
自分の気持ちを母親に打ち明けました。
すると、母親から精神科に行って相談するようにアドバイスをもらいました。
初めは精神科に行くのに抵抗がありましたが、放置するのもよくない気がしたので、思い切って行ってみることにしました。
精神科の先生に、仕事がなかなか覚えられないこと、周りの声が気になること、部屋が散らかっていること、忘れ物をよくすることなど、今まであったことをすべて話しました。
すると、生まれた時から持っていたADHDという障害であると診断されました。
私は今まで自分の障害に気づかずに苦しんでいたんだなと思うと、少し心の荷が下りました。
ADHDに関する性質に関して本で読み、いろいろ工夫することでADHDに由来するミスを防げることが分かり、実践しました。
例えば片付けについては引き出しにラベルを貼ったり色分けすることで、どこに何を片付ければよいのか目で見て分かるようにすることで解決しました。

会社の人にカミングアウト

会社には自分の障害について、理解をしてもらえるように隠さず話しました。
職場の人にメールで呼びかけ1度集まってもらいました。
そこで直接、自分が発達障害を持っていること、その障害は物事に集中できないという症状であること、仕事を教えてもらう時はメモを取った後に復唱するので理解が合っているか確認して欲しいという3点を伝えました。

それからは、周りの人が私の障害について理解し、思いやりを持って接してくれるようになりました。
もちろん、私も迷惑をかけないようにミスをした内容は原因と対策をノートにまとめて再発防止に努めています。
その対策とは以下の3点です。
・毎日の決まった仕事を忘れずに行うことができるように、付箋に書いてパソコンに貼っています。
・名刺をもらったらその人の名前と顔が一致するように、名刺の裏に顔の特徴を書くようにしています。
・集中力が切れた時は無理をせず、トイレに行くなどしてリフレッシュしています。
そうすることで集中力を保ったまま仕事に取り組めるのでミスを減らすことができます。

発達障害を持っていても仕事ができているのは私の努力だけではなく、会社の理解のお蔭もあると実感しています。
発達障害があるから会社に就職できないのではないかと諦めるのではなく、まずは理解してもらおうと勇気を出して行動に移してみてください。
きっと上手くいくはずです。

[参考記事]
「大人の発達障害に対する就職支援(仕事の紹介など)はあるの?」

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