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発達障害児が小学校に入学する前に行なっておく練習とは

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この記事は自閉症の息子さんを育てている30代の女性に書いていただきました。

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発達障害の子供達を地域の小学校に就学させる際、子供が安心して通学するために事前に様々な準備や練習をしておく必要があります。
支援学級に通う場合や通常学級にいても支援の先生がしっかりついてくれる場合は別ですが、小学校は基本的に自分で行動しなければいけません。
保育園や幼稚園の時のように、先生が常に教室にいてあれこれと世話を焼いてくれません。
出来ない事があってもそれをじっくり教えてもらえるとは限りませんし、そもそも発達障害児の困り事は健常発達の人達には理解できない部分も多いため気づいてもらえない可能性は高いです(発達障害のことを勉強している先生以外は発達障害児のことは理解できないと思った方がいいです)。
そのために苦手な部分やつまずくであろう部分を就学前からフォローしてあげるといいと思います。

私が行った就学前のフォロー1

息子(自閉症)の場合は、保育園とは違う道具の使い方から練習を始めました。
例えば
〇手ですくうタイプだったのりが液体のりに変わるため、その使い方や必要なのりの量の説明


〇絵具セットを事前に買っておき、絵具の出し方や筆の使い方、洗いバケツの使い方、片付け方

項目が多いものは絵や図にしての説明も行いました。
他にもランドセルの開け方や背負い方、筆箱の使い方。
そして防犯ブザーの鳴らし方や間違って鳴らした時の止め方なども練習しました。
息子は聴覚過敏の問題もあったのでブザーの音に耐えられるか、パニックにならないかも確認が必要でした。

「こんなことを一つ一つ教えなくても通い出したら勝手に覚えるでしょ」
と思われがちですが、発達に偏りがある子供達は周りがやっていることを見て覚えたりといった、勝手に覚えるという事がなかなか出来ません。

そのためにどんな細かい事でも教えてあげることが、結果的には早く習得することが出来るのです。

私が行った就学前のフォロー2

その他にも雑巾の絞り方をお風呂で練習したり、プールが始まる前までに自分で自分の体を拭けるように徹底しました。
脱いだ服の畳み方も散らかさない程度でいいので出来るようにしておきました。
学校生活だと時間が限られているので、どんな時でもきちんと畳まないといけないと教えてしまうと、それが出来ない時にパニックになる可能性があります。
我が家はこのことから、周りに迷惑にならない程度に畳めれば良いという指導をしていました。

また、給食当番の事を考え、おかずや汁物を容器に入れる練習もしました。
その時まで一度もさせたことがなかったので、片手でお椀を持って、もう片方でお玉を使うという動作が全く出来ませんでした。

繰り返しやっていく事でだんだんコツもつかんできたのか出来るようになってきましたが、私が思っていた以上に細かなつまずきがたくさんあって驚きました。
どれも一度にすると本人も混乱したり、ストレスになるので、早い段階から少しずつ進めていく事が必要です。

私が行った就学前のフォロー3

寝る時間や起きる時間を就学後の時間軸で動くようにして、登校の時間に家を出ることが出来るようなパターンを作っておくことが大切です。
寝不足や登校前の余裕の無さは、学校生活での集中力など安定した生活に影響します。

可能ならば登校時間に合わせて小学生たちと一緒に歩く経験をしておくと、ザワザワした雰囲気や注意した方がいい場所など親子共に確認できます。
集団登校のある地域なのか、個人登校なのかで変わってきますが、集団登校が出来るタイプのお子さんかを判断しておくことも必要だと思います。
子供だけでの登校になると列が分かりにくかったり、からかいの対象になったりする可能性もあるからです。
我が家も声をかけてもらえず、ほったらかしになっていたり、からかわれたりしたので、息子がなじめるまで私が集団登校に付き添っていました。

各家庭それぞれの考え方があると思いますが、我が家は通常学級に通うと決めたからには出来るだけのことは自分でしようという考えです。
どうしても出来ない事は先生にヘルプをお願いすることになりますが、事前の練習でどうにかなる部分はそれが出来れば息子の自信や自己肯定感の向上に繋がります。
ですので、私達もずっとフォローしていかなければいけないと思います。

[参考記事]
「自閉症の息子は床屋が大嫌いです。どうしたらいいですか」

「発達障害の子を歯科医院などの病院に連れて行くときの注意点」

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