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アスペルガー症候群である私の息子の成績は学年でトップクラス

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 この記事は40代の女性に現在中学3年生のお子さんの発達障害について書いていただきました。

…………………………

1)変わった子だと思っていました

 二人兄弟の長男は、人とはちょっと違うと思われる所が多々ありました。
・音に敏感で、映画館やコンサートに行けない
・真冬でも半袖半ズボン、長袖を嫌がる
・物が捨てられず、溜め込んでいく
・こだわりが強く、自分の意見を押し通す
・執着が強く、しつこく繰り返す
・相手の気持ちがわからないので衝突しがち
・自分だけのルールがある
・大人のような思考回路
 など、育てにくさを感じたり、うまくつき合えないと感じることもあり、度々、頭を抱えていました。

2)アスベルガーだと診断される

 次男がADHDと診断されたことにより、発達障害について詳しく知ることになり、同じ発達障害の中のアスペルガーの特性をみて、長男に当てはまる部分がたくさんあると感じたのです(次男のことは「ADHDである私の息子の幼稚園から中学までの特徴と症状」に書いています)。その時は小学6年生でした。

 診断が必要なわけではありませんでしたが、特性がわかれば付き合いやすくなるのではないかと思い、次男と同じ病院で発達検査を受けることにしました。そして、やはりアスペルガーと診断されたのです。

3)付き合いづらさはどんどん酷くなりました

 ちょうど思春期と重なり、特性が倍増するような感じでした。アスペルガーの特性として、相手の気持ちを理解しにくく、コミュニケーションが苦手というのがあります。家の中では、ほとんど話さなくなり、目を合わせなくなり、コミュニケーションがとれなくなっていきました。

 価値観が違いすぎて、意見が合わず、こだわりも強いので譲り合うこともできず、とても傲慢に映っていました。要らないものを捨てたり、片付けたりできないので、部屋にどんどんものが溢れ、家族のスペースにまで及んできたので、どうしたら折り合いがつけられるか、共存するのが難しく、悩む日々でした。

4)素晴らしい長所もたくさんあるのです

 しかし、そのような悪いと思われるようなことばかりではなく、アスペルガーの良い点なのかもしれませんが、長男にも良い点がたくさんありました。
〇真面目で優しい、決められたことはきちんとします。
〇遅刻や忘れ物はしません。
〇小さな虫も殺すことができなくくらい優しいです。物が捨てられないのは、物の気持ちになってしまうからです。
〇思考回路が平凡ではないので、面白い発想が出来ます。工作などは、いつも個性的で、目を見張るくらいのアイデアが詰まっていました。
〇勉強能力はとても高いです。知的能力が高いこともありますが、集中力と、真面目な姿勢、努力が惜しみなくできるので、成績は学年でもトップクラスです。
〇周りに流されず、自分の意見が言えるので、しっかりと自分の人生を歩んでいます。

5)中学3年、今の状況

 学校生活も、小・中合わせて9年目になりました。その中で、周りとの付き合い方を学び、自分の意見が必ず通る訳ではないことも学び、以前よりはうまくコミュニケーションが取れるようになってきました。

 本人としては、我慢していること、納得いかないことがあり、ストレスに感じることもあると思います。でも、友達にも恵まれ、これといった問題も起きず、学校では障害なんて言葉は要らない程に過ごせています。

 家ではやはり、自分をそのまま出すせいか、衝突することも多々ありますが、以前より柔軟になり、意識が自分の将来や夢に向いているので、身の回りの細かいことにあまりこだわらなくなりました。

6)親として、我が子を誇りに思います

 今は受験生として、自分の進路を自分で決めています。そして、学力が高いこともあり、県内1、2位の高校を目指しています。自分が決めた目標に向かって、やるべきことをきちんとやり、自分をコントロールして、努力を惜しむことなく頑張る姿には感動すら覚えます。

 アスペルガーはコミュニケーションにおいて、誤解されやすいし、難しい部分はあります。それを理解はできなくとも、知ってあげるだけで、関係が上手くいくこともあるのではないでしょうか。

 将来の不安は全くないわけではありませんが、今の頑張ってる姿をみると、これからの人生、しっかりと自分で選択し、その選択に見合った努力をし、着実に夢に向かって進んでいけると確信しています。どんな未来が待っているのか、楽しみなくらいです。私はそんな我が子を誇りに思っています。

[参考記事]
「発達障害の一つアスペルガー症候群とは」

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