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発達障害の息子のためにやっているのは「褒めること」

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この記事は30代の男性に書いていただきました。

………..

・診断の経緯

息子は出生時は標準体重で生まれてきたのですが、発育が遅く、3歳児検診の時に言葉の遅れなどを指摘されました。
それから病院に行って診てもらったところ、4歳で発達障害(自閉症)と診断されましたが、家に帰った後、子供の将来を悲観し号泣しました。
しかし、診断がついたからと言って子供が急に変わるわけでは無く、私にとっては可愛い一人息子であるという事実は変わらないと考え、1か月かけて受け入れる事ができました。
言葉は「パパ」「ママ」程度しか言えず、3単語以上の連続した言葉が全く無い状態でした。
その後、市の療育センターを勧められ、私たち親子の通所生活が始まりましたが、4歳時は週1回終日、5・6歳時は週1回半日、保育園と並行して通所しました。

・子供の好きな事を一緒に楽しむ

うちの息子はこだわりが強く、7歳になった今でも車や電車が大好きです。
就学前はよく自宅のリビングにミニカーを一列に何台も並べたり、電車の模型を何両も繋げて遊んでいましす(こういう規則性のある遊びは自閉症の子供はよくします)。
少しでも並べ方を変えたりするとひどく癇癪を起こすのが常でした。
また、電車に乗る事が大好きですが、じっとしている事が苦手です。
騒いだり、大きな声を出したり、動き回ったりと落ち着きがありません。
そんな時には周りから白い目で見られることも多々ありました。
実際に嫌な言葉をかけられた事もあります。
しかしそんな時に「人の偏見には鈍感に。親切には敏感に」という言葉に出会い気持ちが楽になれました。
そして子供と一緒に楽しもう、子供をもっと外の世界に連れ出して良い刺激をいっぱい与えよう、という前向きな気持ちになれました。
今でもこだわり、知能や言葉の遅れはありますが週末ごとに色々な場所に二人で出かけて楽しんでいます。

・今現在実践している事

息子は自閉症ですが、私自身もアスペルガーです。
私は発達障害による二次障害のせいで自己肯定力が恐ろしく低いです。
国語などの分野では言語性IQが高い事もあり高い偏差値を取ったことや学校の演劇発表で主役になったなど他者よりも優れている部分もありましたが、褒められたことはありません。
逆に図工や美術といった分野は大の苦手でしたが、この部分を治すようにと何回も指摘されたせいで徐々に「自分は出来ない人間なんだ」と思うようになりました。
つまり、他者と比較して秀でているところを伸ばす教育では無く、劣っている部分を直すという教育を受けたのです。
そのため勉強はできましたが、自己承認力の低い人間となってしまいました。

これを教訓とし、息子には日々自尊心を高める言葉かけをしています。
例えば
「テストや徒競走で他の人に劣ってもそんな事で君の人間としての価値は変わらない。」
「誰でもかけがえの無い存在で、尊い存在なんだよ。」
などです。
また、できて当たり前の事でもそれを大げさに誉めてあげるという事を意識して繰り返しています。
例えば脱いだ靴を並べていたら「偉いね。凄いよ。」と言って大げさに喜んであげます。
そして失敗した時は「まあいいよ。しょうがないよ。」という声掛けをやっています。
「甘やかせること」と「失敗しても褒める」ということは紙一重ですが、外で苦労している分、これくらいはいいのではないかと感じています。
褒めるのは親しかいませんから。

発達障害を持った子供の未来は定型発達者と比較して決して楽なものではないでしょう。
障害は根治できないですが、それを受け止めた上でどう向き合って苦しい人生を楽しく幸せに生きていくか。
そのために重要なのは療育だと思います。
そして発達障害の子供にとって一番の良い療育者は親であると考えています。
今後、息子に限らず障害を持った方々が人生を幸せに生きて欲しいと心から願っています。

[参考記事]
「自閉症の特徴と兆候について」

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