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発達障害の診断を受けるまでの流れについて

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 発達障害は脳の機能障害のため、完治することは難しいとされています。ですが、早期に発見し、療育などの適切なアプローチにより、改善させることは可能です。障害と正しく向き合い、付き合っていくためにも、まずは診断が必要になってきます。もしお子さんに発達障害の兆候が見られる場合は一度専門機関に相談してみることです。

 ※療育では言葉の遅れや運動能力などを改善させるためのトレーニングを行います。
[参考記事]
「発達障害の療育ってどんなことをするの?娘の事例と手続き方法」

第一歩は地域の保健センターや子ども家庭相談センターで相談を

 そこで気になるのは、どういう流れで診断に至るのか、ですよね。〇歳児検診など保健センターで行われる健診で指摘され→診断が受けられる医療機関へ紹介され→診断に至るケースが多いようです(筆者の息子もそうです)。

 ですが検診を待たずとも、気になる兆候があれば保健センターや子ども家庭相談センターの育児相談を利用してみるとよいでしょう。これらの機関で発達検査(知能、身体能力、社会性などを調べる検査)を受けることも可能ですし、そこから専門の医療機関に紹介してもらうこともできます。

 ちなみに、専門の医療機関は多くの場合大病院なので、いきなり受診をすると「紹介状なし加算」を払わないといけなくなるケースもあります。地域の相談機関は、診断を受けた場合の今後のサービス利用の際にも頼りになるので、まずはそこでで相談されたほうがいいです。

診断のためにはどんな検査をするの?

 発達検査は主に心理検査(知能、身体能力、社会性などを調べる検査)を行います。最初に「育児において困っていること」や「本人の行動や発達において気になっていること」を心理士(医師の場合もあります)がうかがいます。その後、実際の検査を実施します。
 どんな検査をするのかは機関によって違いますが、
〇新版K式発達検査(京都市児童院が開発した検査方法。運動能力、目で見たものを操作する能力、言葉で人と話す能力などを検査
)

〇WISC-Ⅳ(世界中で使われている検査法。言語理解、推理力、記憶力などを検査)

〇田中ビネー知能検査V(知能指数検査)
のうち1~3種類を実施するところが多いようです。所要時間は30分から1時間ぐらいです。いずれの検査も、お子さんにとっては遊びの感覚で実施できるので安心してくださいね。

 ただ、可能であれば本人の一日のうちで一番コンディションのいい時間帯に予約が取れればそれに合わせてあげてください。検査の結果により、医療機関の受診を勧められることもあります。その場合には医療機関に紹介され、受診後なんらかの診断を受けることになります。その後、感覚統合療法などの作業療法を受けることになったり、療育の紹介を受けたりと、発達障害の改善に向けて進み始めます。

※感覚統合療法では認知機能が上手く働くための訓練を行います(認知機能については「発達障害の原因とは」を参考にしてください)。

診断がつかない時には

 しかしまれに、「現時点で診断がつけられない」ということもあります。もしそうであっても、発達支援などの療育サービスを受ける手続きはできますので、できるときにできることをしてあげましょう。療育は年齢が小さいほど効果が大きいとされています。また、地域によっては診断がついていないお子さんを中心に、療育に近い訓練をおこなっているところもありますので、そういったところを利用するのも方法です。

最後に

 「今の子どもさんの「ありのまま」をみてあげてください」
 この言葉は息子の幼稚園の担任だった先生から言われたことです。発達障害の診断がつくとお子さんの将来を悲観してしまうこともあるかもしれません。ですが、「今」を大切にすることで、お子さんの将来を明るくすることも可能だと思います。現状を知り、これからのことを考えて、今、できることをしてあげてください。

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