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特別支援学級や通級教室ってどんなところ?入級手続きなどを解説

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 特別支援学級ってどんなところで、どんな入級手続きが必要なのかなどを解説します。発達障害のお子さんが年長になり、小学校入学の話が出てくると「支援学級」に入れるべきか普通級でいくべきか等の話が出てきます。

 「入学前から支援学級に入る準備をする」「とりあえず普通級で様子を見る」などの判断を迫られますが、まずは特別支援学級がどういうところで、どんな手続きをして入るのかを私の子供を例に挙げて説明します。

特別支援学級ってそもそも何なのか

 特別支援学級とは、ブリタニカ国際大百科事典の解説を引用します。

知的障害,肢体不自由,身体虚弱,弱視,難聴,その他の障害をもつ児童・生徒のために,小学校,中学校,高等学校および中等教育学校に開設される学級。
障害による学習上または生活上の困難を克服するための教育を行なう。

 2007年に学校教育法が改正されて、これまでは「特殊学級」と呼ばれていたのが「特別支援学級」と呼ばれるようになり、障害や特性に応じて、学習だけでなく、療育的なことも含めた多様な指導が受けられるところと思っていただければいいです。実際の運営は障害別にクラスを分けて行っているところがほとんどです。近年は自閉症を含む発達障害の児童が増加しているので、ほどんどの小学校に発達障害の特別支援学級があります。

うちの支援学級はこんなことをしています

 次男は現在、特別支援学級の小学2年生です。特別支援学級の運営の実際は市町村や自治体によって様々なのですが、私が住んでいる埼玉県でのお話を書かせていただきます。埼玉県では「知的障害」「肢体不自由」「病弱・身体虚弱」「弱視」「難聴」「言語障害」「自閉症・情緒障害」の特別支援学級がありますが、全ての小学校に設置されているわけではありません。

 埼玉県では「知的障害」と「自閉症・情緒障害」の特別支援学級だけはほとんど全ての小学校に設置されていますが、その他は数える程度です。次男の学年の支援学級児童のほとんどが発達障害なので、特別支援学級に在籍している同級生は皆、「自閉症・情緒障害」のクラスで指導を受けています。次男は主に毎日1~2時間程度、支援学級で授業を受け、他は普通級で受けています。普通級での授業でも、支援学級の担当の先生が目配りしてくださっているので安心です。

 あと、これは我が校独特の取り組みかもしれませんが、支援学級のリーダーの先生は、体幹を鍛えることをかなり重視しているため、支援学級の時間はまず、グラウンドを走ります。また、支援学級の遠足ではとにかく歩く。約10キロ離れた自然公園を歩いて往復するのは毎年の恒例行事です。「〇〇先生、スパルタや」と親同士でも話題になるほどの名物メニューになっています。この辺りは療育的性格を持つ指導です。おかげで次男も体幹がしっかりしてきて姿勢も良くなりました。また、幼稚園時代には多動だった同級生もこれでエネルギーが発散できるせいか、今はすっかり落ち着いています。

 よく、「普通級より授業が遅れたりするんじゃないの?」という心配をされることもありますが、学期中は若干の遅れが生じることもあるものの、学期末にはうまく追いついているので私はほとんど心配はしていません。ただ、授業で分からなかったと思われるところは親も宿題でフォローする必要がありますし、「ここが分かってなさそう」など気づいた点は連絡帳で担当の先生と密に連絡を取ることは必須です。

相談や手続きについて

 支援学級を視野に入れるならば、お子さんが幼稚園年長の間に親が動く必要が出てきます。できればお子さんが年長の1学期の間に幼稚園や保育園を通して就学相談の申し込みをします。教育委員会に直接相談してもOKです。

 2学期には校区の小学校の特別支援学級の見学会が開催されますのでなるべく出席するようにしてください。説明会当日か後日に、担当教員との面談があり、具体的な話を進めていきます。

通級教室という選択肢も

 見学や相談などの結果、普通級では学習面など少し心配、だけど支援学級までは必要ないかも・・・とか、支援学級でと思っていたのに教育委員会から対象にならないといわれた・・・等の場合は、通級教室に通うという選択肢もあります。

通級指導教室とは、言語障害、難聴、LD、ADHD等の児童生徒に対して、一人一人の児童生徒の障害に応じた特別の指導を行う教室です。
児童生徒は、各教科の指導は主として通常の学級で受け、必要な時間を通級指導教室に通います。
埼玉県には、難聴・言語障害、自閉症・情緒障害の通級指導教室があります。
埼玉県のホームページより引用

 ただし通級教室は小学校ごとに「言語障害のための教室」「自閉症のための教室」など指導内容が違うので、通っている小学校に自分の子供に対応した教室がない場合には他の小学校に連れて行かなければ行きません。

 以下の表は埼玉県の通級教室の一覧ですが、横軸が各小学校、縦軸が教室の種類です。全く通級教室がない小学校もあることが分かります。

 通常は普通学級に在籍して勉強を行いますが、通級を利用する場合は私が住んでいる埼玉県では年に10~280回の範囲で授業を受けます。これは普通学級での授業を抜け出して、通級教室に移動するわけですので、他の小学校に移って授業を受ける場合には親が車などの移動手段を使って連れて行きます。

[参考記事]
「発達障害になると障害者手帳(障害者認定)はもらえるの?」

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